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100万円以下で中古戸建てが買える街ランキング。都心まで1時間半以内

 コロナ禍で自宅の滞在時間が増え、広さや家賃をはじめとした住環境への課題が見えてきた昨今。趣味や癒やしも充実させられる、自分にとっての“住みたい街”はどこか。不動産投資家のエリック氏が「激安中古物件が見つかる街」を紹介する!

激安中古物件が見つかる街

▼千葉県を中心に探せ!首都圏郊外は空き家天国
住みたい街

エリック氏が所有するボロ戸建ての中でも最強クラスの2軒がこちら。どちらも千葉県で上は安房郡(5万円)、下は山武市(15万円)。住宅費の固定概念をぶっ飛ばす正真正銘の“激安物件”だ

「昨年12月に豊洲の14万3000円の1LDKから、木更津のほぼ同じ間取りの築浅物件に引っ越したのですが、住みやすい上に家賃は半減。車で週1は都内に出ていますし、QOLがめっちゃ上がりました」  自らを“ボロ戸建て界ファイター”と豪語する不動産投資家のエリック氏は現在、千葉県を中心に無借金で9軒の戸建てを所有。年間350万円ほど家賃収入を得ている。 「首都圏近郊には実は空き家がめちゃくちゃある。特にバブル期に開発された千葉県八街などのベッドタウンは、著しい高齢化で100万円以下という衝撃的な価格がついた物件も珍しくありません。房総半島は相次ぐ台風被害もあって、修理にお金をかけるくらいなら手放したいというお年寄りも多いんです。  僕はそういった激安物件にリノベを施して賃貸に出しています。ボランティアの手を借りた最低限のDIYですが、激安物件の威力はすさまじく、借り手はすぐ見つかるんです」  エリック氏が所有するボロ戸建ての中でも最強クラスの2軒、どちらも千葉県で安房郡(5万円)、山武市(15万円)。住宅費の固定概念をぶっ飛ばす正真正銘の“激安物件”だ。

100万円以下の中古戸建てが見つかる街

 そんな彼に、100万円以下の中古戸建てが見つかる街を挙げてもらった。聞き慣れない駅名も多いが、実はどこも電車、車利用で都心まで1時間半以内の距離だ。 「八街は王道のベッドタウンなので綺麗な物件が多い。スーパーやファミレスが充実していて暮らしやすく、八街始発の特急を使えば東京駅まで58分で行けます。コロナ禍での海外旅行はまだ難しいですが、成田が近いのでLCCで気軽に出かけられますよ」  千葉県の八街市では綺麗な中古住宅が85万円で売りに出されているというから驚き。
住みたい街

千葉県の八街市では、こんなに綺麗な中古住宅が85万円で売りに出されている

 住居費が下がれば、その分趣味やレジャーに充てられる。 「茨城県の土浦は、特急利用で上野駅までたったの40分。車があればイオンモールなどの大型ショッピングセンターも複数回れるので、子育て世代には断然おすすめですね。基本的に駐車場付き物件が多いので、駐車場代も不要です」  生活の質を上げるなら車所有は必須だが、住宅ローンの負担を考えればむしろ安いものだろう。 「一人暮らしには、飲食店やショッピングセンター、ホームセンターなどの大型商業施設が充実している茂原が適していると思います。ここも始発の特急で東京駅まで1時間。七夕の祭りが有名で、その時期の活気は県内随一。のどかな田園と江戸時代の風情を残した街並みもノスタルジックでいい」
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サーフィンやダイビング…
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