恋愛・結婚

「10万円以上も使ったのに」ホワイトデーの悲劇。“お返し”のプレゼントで大失敗した男たち

ホワイトデーにあげたものを「交換したい!」

プレゼントをもらう男性 埼玉県在住の大学生、奥山大輝さん(21歳・仮名)は、ホワイトデーに彼女の好きなショップで選んだワンピースをあげるも予想外の反応が返ってきたとか。 「開けた瞬間はいちおう喜んだんですが『可愛いんだけど、レシートある?』と。彼女から『他にすっごく欲しいのがあって、これよりも安いから交換したい! お願い!』としつこく迫られたのです」  レシートは取っておいたそうだが、奥山さんとしては「交換したくない」事情があったという。 「すごく感じのいい店員さんに、彼女の写真も見せて、一緒に選んでもらったんです。一生懸命選んでくれて、『これなら彼女も喜ぶと思います!』と言ってくれて、ラッピングも少しおまけで豪華にしてくれました。それなのに……やっぱり交換したいだなんて言えないでしょう」  最初は「レシートはもうない」と言って断ろうとしたが、「どこの店舗?」「レシートなくても交換できないか電話しようかな」などと食い下がってきたので「根負けしました」と奥山さん。  誤魔化しきれずにレシートを出すと「今からお店に行こう!」と彼女はグイグイ。 「店に電話したら『タグがついていて未使用、レシートがあれば返品も交換も可能、ただし購入した店舗に限る』と言われました。担当してくれた店員さんが休みだったらいいのに……と願いながら向かいました」

彼女は上機嫌だったが…

 ショップまで足を運ぶと、その店員さんがいて最初は「あー、この前の!」と笑顔で駆け寄ってきてくれたそうだが、彼女の「交換したくて」の言葉に一瞬固まっていたそうだ。 「僕は気まずくて、ずっとうつむいていました。なのに彼女が他の服を試着している際に店員さんは『気にしないでくださいね』と言ってくれて、余計に申し訳なく感じてしまいました」  彼女はいちばん欲しかった洋服に交換できて上機嫌だったようだが、奥山さんは「複雑です」という。 「彼女から『これからは何かプレゼントをくれる時は私に相談して!』とまで言われてしまいました。 気が強すぎる(笑)。将来の結婚にも疑問がわいてきてしまって。プレゼントをもらった側の最低限の礼儀として、もう少し気を遣って欲しいですね」  相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら選んだはずのプレゼントがきっかけで、思わぬ展開を迎えることもあるのだ。 <取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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