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“悪天候の長距離フェリー”で船内は地獄絵図に。「隣の個室から“酸っぱい臭い”がしてきて…」

再びトイレに行くと、個室内には吐しゃ物の跡が…

フェリーの個室

典型的なフェリーの個室

 だが、揺れていることもあって眠りが浅く、2時間ほどでまた目が覚めてしまう。今度はお腹の調子が少し悪かったそうで、またトイレに行くが、個室のドアを開けるとそこには便器や床に吐しゃ物が広がっていた。 「私の隣で吐いた方のいた個室とは別のところです。揺れているから気分が悪くなった方が結構いたんでしょうね。先程は音だけでしたが、今度はもんじゃ状になっているアレを思いっきり見ちゃいました(苦笑)。おまけに臭いも目の前にあるせいか今度のほうが強烈。  私はさっきまで横になっていたから船酔いは多少治まっていましたが、それでも視覚と嗅覚のダブルだったのでヤバかったですね」  もちろん、すぐにドアを閉めたのは言うまでもないが、さすがにそのまま放置しとくわけにもいかない。自分で掃除したわけではないが、部屋に戻る途中、スタッフがいたので事情を説明したという。

天候によって何かしらの対策を講じる必要が

「船酔い体験は辛かったし、自分にとって初めての経験でしたが、それも含めて忘れられない経験になりました。まあ、二度と味わいたくないし、人が嘔吐する瞬間にもできれば遭遇したくないですけどね(笑)」  体調の問題なので仕方ない部分はあるが、予報で天気や波の高さは確認できる。揺れが大きくなりそうな場合は、乗船前の食事を控える、酔い止めの薬を飲むなど対策をしておいたほうがよさそうだ。 <TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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