天下一品「こってり」のスープを飲み干したい…そんな欲求にこたえる「サイドメニュー2品」
6月30日、都圏内の天下一品が大量閉店。首都圏に展開する店舗の3割近くが姿を消した。
天下一品とは、1971年に京都で創業した、鶏がらベースのドロドロとしたこってりスープで人気のラーメンチェーン。都内のターミナル駅にはだいたい進出していたが、渋谷店、新宿西口店、池袋西口店、田町店、目黒店、吉祥寺店、蒲田店、川崎店、大船店、大宮東口店の10店舗が閉店した。
筆者の最寄りである吉祥寺店も閉店してしまった。コロナ禍になる前は深夜2時頃まで営業しており、飲み会の帰りにシメのラーメンを食べることができた。また、毎年10月1日の「天下一品の日(天一の日)」には欠かさず並んでいた。
なぜなら、この日にラーメンを注文すれば、次回使えるラーメン並盛りの無料クーポン券がもらえるからだ。
というか、筆者はラーメンが特別好きというわけではない。サービスエリアでラーメン、そば、うどんの中から選ぶとすれば、うどんかそば(冷)を頼む。おそらく、九州というとんこつラーメンゾーンで育ってきたため、しょうゆや味噌をラーメンとして認識できないのだ。
しかし、天下一品のポタージュのようなスープは別格。この重厚感こそ、ラーメンに求めているものである。
確かに、2024年に歌舞伎町店が突如閉店したとき、違和感を覚えるべきだった。中学生のときに『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「天下一品芸人」を見て以来、虜になったラーメン屋が、いとも簡単になくなったのだから。まぁ、ひとりの消費者が何かできたわけではないが……。
とはいっても、もし定期的に2000円分食べていたら、どうなっていただろうか? 吉祥寺店が閉店する数日前に食べに行った。
まず、チェーン店ではあるが注意してほしいのは、天下一品はフランチャイズであるという点だ。店によってメニューが異なる。筆者が訪れた吉祥寺店には、唐揚げと餃子がなかった。
もっとも筆者には決まった頼み方がある。それが、こってりの大(1130円)、チャーハンの大(750円)、キムチ(180円)である。合計2060円。

筆者(172センチ93キロ)近影
ラーメン好きではないものの、“天一”は別格

天下一品 吉祥寺店(6月30日に閉店)
いざ、閉店直前の吉祥寺店へ
編集者/ライター。1993年、福岡県生まれ。出版社に勤務する傍ら、「ARBAN」や「ギター・マガジン」(リットーミュージック)などで執筆活動中。著書に『奨学金、借りたら人生こうなった』(扶桑社新書)がある
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