オフィスで頻発する「不法占拠・実効支配」に激怒の声
最近、メディアを賑わせている「竹島」・「尖閣諸島」などの領土問題。こうした領土問題は日常生活のなかにも多く存在している。
オフィスでの“領土争い”も、我々にとっては切実だ。
「オフィスの冷蔵庫内のスペースは、なんとなく割り振りが決まっている我が社。でも、領域を少しでも超えると、簡単にジュースやお菓子がなくなる。何も知らない新人が冷蔵庫にジュースでも入れた日には、そのまま消え去るのがお約束」(31歳・不動産)。
領海侵犯⇒即迎撃。そこには、国家間以上にシビアな対応が待っているのだ。
「一週間の出張から返ってきたら、なんの断りもなく、自分の机が隣のシマの部署の資料置き場になっていた」(28歳・広告)。
すかさず不法占拠し、実効支配を狙ってくる。オフィスには「固有の領土」など存在し得ないのだ。
「我が社は営業が私ひとりで、ほかの人は皆、内勤。ほとんど外に出ている私が、たまに会社に顔を出すと、私の机の上はモノの山! 最初こそ仕事関係の本や雑誌が申し訳程度に置かれるだけだったのが、最近は読み捨てられた漫画誌、謎の請求書の束、飲み終わったペットボトル、菓子パンの袋などなど、明らかに度を越している気が……」(26歳・ベンチャー)
計画的に領土を犯し、勢力を拡大した結果、主権者にそれがバレるとどうなるか。
「かつての同僚なのですが、当時、若手だった彼は仕事が多く、家には3日帰れればいいほうという有様。そこで、自室は解約し、友達の家に住民票を移し、より忙しいふりをして会社に居続けたんです。オフィスがマンションの一室だったので、洗濯し放題、お風呂も入り放題。家賃いらずの楽園生活を送っていた彼ですが、ある日、会社でベーコンエッグトーストを作ってご機嫌な朝食をとっていた彼を社長が発見。『経理に聞いていたが、ガス代と水道代がここ2か月で跳ね上がってる。オマエ、ここに住んで風呂に入っているだろう!』と大目玉を食ったそうです」(30歳・映像)
社長の逆鱗に触れた彼は、強制退去。すぐ新しい家を契約させられ、“送還”されたという。
週刊SPA!10/16発売号「日常に潜む[身近な“実効支配”]がハンパない!」では、こうした日常に潜む領土問題についてリサーチ。不法な実効支配にはどう対処すべきかなども紹介している。
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