更新日:2017年11月27日 22:04
カーライフ

5年後に狙いたい、理想の中古BMWは?

メルセデス・ベンツ、BMW、アウディのドイツ御三家のなかで今もっとも乗っている感があるのがBMW。そのフルラインナップ試乗会で、4気筒ターボやディーゼルなど、最新BMWに乗りまくり! MJブロンディ、流撮職人イケノヒラ、編集担当Kの3人が、各自ベストと確信する理想の1台を選んでみました! MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu ◆予算は300万円。全車を乗って選んだ、5年後に狙いたい理想のBMWとは? BMWMJ:Kは予算いくらまで? 担当K:今乗ってる525iツーリングが、中古でコミコミ300万円ちょっとでしたから、次もそれくらいですね。 MJ:流し撮り職人は? イケ:……もろもろ生活苦がありまして、50万円くらいです。 MJ:さようなら(笑)。ともかく今日は、数年後の中古車狙いのための勉強会。BMWといえば、通称シルキーシックスで知られる直列6気筒エンジンが定番だったけど、今は4気筒直噴ターボ化を急速に進めてて、クリーンディーゼルもガンガン展開している。そのあたり、直6オーナーのKはどうなの? K:わざわざ嫁さんを洗脳してストレート6を買ったのに、寂しい話ですね。 MJ:しかし今のご時世、あの悪燃費と低トルクは厳しいだろ。 K:たしかに低回転でもたつくので、都内のシグナルスタートではタクシーに置いていかれますけど、中央道でユーミンを聞きながらシュイーンと味わう高回転は格別です。あー買ってよかったなって、自己満に浸れます。 イケ:でも、これからはディーゼルでしょう! K:ディーゼルもすごく気になってます。今日も523dツーリングに乗れるのを楽しみにしていました。以前乗った320dが好印象だったので、車格が上の523dはさらにすばらしいんだろうなと。 MJ:で、どうだった? K:それが期待外れでした。320dと523dは、実はまったく同じエンジンでパワーも一緒。ボディの重い523dは、かなりもっさりしてましたねー。 イケ:実は僕も、次期カメラカー候補として523dツーリングに一番期待してきたんだけど、Kと同じ感想で残念でした。 MJ:予算50万円で強気!(笑)。
X5 xDrive35d

X5 xDrive35d

イケ:でも、代わりにいいのを見つけましたよ。X5の35dです。直列6気筒のディーゼルは4気筒より静かだし、トルクモリモリで走りが力強い。全メーカーのSUVの中でも、今はこれがダントツですね。 MJ:X5って800万円だろ。それが50万円になるのって、何年後だか……。 イケ:まあそこは(笑)。そろそろアベノミクスが僕のところまで来るかもしれないし! K:この直6ディーゼルを5シリーズにも積んでほしいですね。 イケ:そしたらもっといいね。 K:僕は結局、320dツーリングに決めました。 MJ:お買い上げ決定ですか! K:かっこよさ、エンジンパワー、サイズ感、どれをとっても最高でした。新車では買えないけど、今度は嫁さんを「ディーゼルは最高!」と洗脳して、中古相場が300万円を切ったら買わせていただきますっ! ⇒【後編】『560馬力の「BMW M6」は新型フェラーリの予行演習にピッタリ』に続く(https://nikkan-spa.jp/570486) ◆流撮職人イケノヒラの理想のBMW「X5 xDrive35d」792万円~ ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=573076 ブツ撮りから流し撮りまで対応できるよう大量の機材を積載し、国内を年間4万km走るカメラマンとして、トルクモリモリのディーゼルSUVはうってつけ。燃料代を節約できて、なおかつ威張れるクルマ。サイコーです! ◆担当Kの理想のBMW「320dツーリング」500万円~ ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=573063 12月末現在、320dツーリングの中古相場は400万円前後。売れているからタマ数も豊富のようで、5年後の300万円切りは十分可能かと。できれば乗り心地がいいMスポーツが欲しい! 3シリーズへの格落ち感は皆無です
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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