560馬力のBMW M6は新型フェラーリの予行演習にピッタリ
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
メルセデス・ベンツ、BMW、アウディのドイツ御三家のなかで今もっとも乗っている感があるのがBMW。そのフルラインナップ試乗会で、4気筒ターボやディーゼルなど、最新BMWに乗りまくり! MJブロンディ、流撮職人イケノヒラ、編集担当Kの3人が、各自ベストと確信する理想の1台を選んでみました!
MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
◆予算は300万円。全車を乗って選んだ、5年後に狙いたい理想のBMWとは?【後編】
前編では流撮職人イケノヒラと編集担当Kの理想のBMWを発表。残るMJブロンディのベストと確信する理想の1台は――
MJ:俺も320dツーリング以外考えられないね。あのトルク、高速ならリッター20kmにも届きそうな燃費。実用的でステイタスも抜群。今のBMWは、3シリーズにとどめを刺す。でも俺がそれを選んでちゃしょうがない。
担当K:もしや!?
MJ:M6クーペ!
イケ:やっぱり。
MJ:なんといっても4400ccV8ツインターボエンジンね。コイツは、フェラーリを愛する俺にとって捨てては置けない存在だ。なにしろ次のV8フェラーリは、ついにターボ化されると言われているから!
イケ:フェラーリの予行演習としてM6ですか。
K:すごくいい音してましたよね。
MJ:NAみたいにレスポンスはシャープだし、それでいてドカンとパワーが炸裂する。560馬力だけど、ちょいブースト上げれば軽く700馬力は出るだろう。フェラーリV8ターボはこれを超えるかと思うと、楽しみだね!
K:結局欲しいのはフェラーリなんじゃないですか。
MJ:当たり前じゃん!
【結論】
今やBMW全販売台数の4割以上がディーゼルというのは、理にかなっている。自信をもってオススメできるのはX5 35dと320d! 予算オーバーの場合は、ひたすら中古の値下がりを待ちましょう。5年後に期待!
◆清水草一の理想のBMW「M6 クーペ」1705万円~
ガソリンエンジンは、小排気量・直噴ターボ化するのが今や定番。それはスーパースポーツでも同じ! M6のエンジンはジェントルかつ暴力的でスバラシイ。 これができるなら、フェラーリがターボになっても安心だ!1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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