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「固定電話としてPHS」が密かに人気。その理由は?

ケータイがあるなら固定電話なんていらないだろ……と考えてしまいがちな昨今だが、そのメリットはまだまだ残されていた!

【理由3】災害時に備えて携帯電話以外の通信手段が欲しい

イエデンワ2

昨年秋に発売された「イエデンワ2」。見た目は固定電話だが、コードレスなのでどこへでも持ち運び可能。単3電池で駆動するのも◎

 首都直下型地震、富士山噴火など、いつだって災害への不安は尽きない。3・11では、いざというときに携帯電話が繋がらないという事態が頻発。各キャリアの携帯電話網が混乱に陥る中、意外な安定性を見せたのがPHS。これは基地局の特性によるものだという。

「PHSの基地局はマイクロセル方式といって、携帯電話の基地局よりも電波範囲が小さく、接続できる人数も少ない。しかし、その分、基地局が大量に設置されているため、混雑による不通状態に強いのです」(家電ライターの岡安学氏)

 災害時に備えるためだけに普段使っているスマホをPHSに乗り換えるというのは現実的ではないが、実は密かに人気を博しているのが「固定電話として自宅にPHSを置く」というアイデア。見た目もまんま固定電話のウィルコム「イエデンワ」は、「誰得?」というデビュー当初の世間の反応を覆し、約1年半後に新機種が発売されるほどの支持を得ている。「誰とでも定額」が使えるため、基本料金込みで実質月2500円弱で通話し放題。節約効果も兼ね備えたすぐれものだ。

◆固定電話機のデザインが進化中!

 長らく、日本の固定電話機のデザインは“イケてない”のがデフォルトであった。オシャレな電話が欲しい人は、留守電機能も電話帳機能もないオモチャをインテリアショップで買うしかなかったわけだが、そんな人が昨今の家電ショップの店頭を見ると驚くはず。電話がオシャレになっているのだ。

「マーケットが縮小した結果、メーカーも店舗利用やリビング専用などのニーズを重視しているのでしょう。フォトフレーム風のハンズフリー電話機から、アンティーク風の端末までさまざま。タブレット全盛期らしく、FAXをタブレットで受けるタイプの電話機も人気があるようです」(岡安氏)

 選ぶ楽しみが、がぜん増えた!

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=586470

取材・文/SPA!編集部
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