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災害時、中年男性につきまとう「意外なリスク」。避難所で降りかかる“過酷な生活”とは

近年、豪雨被害が目立つように、日本の自然災害の発生件数は上昇傾向にある。災害時、女性は「弱者」といわれるが、中高年男性には意外なリスクが潜んでいた。 リスクを軽視されがちな中年男性だが、彼らもまた「災害弱者」に陥ってしまうことは少なくないと専門家は指摘する。今回は、被災地の調査経験が豊富な関西大学社会安全学部教授の山崎栄一氏に問題点を解説してもらった。

男性には災害時に意外なリスクがつきまとう

中年男の[災害七大リスク]研究これまで触れてきた中年男性に降りかかる「七大リスク」は、決して他人事ではない。一般に災害時死亡率が男性の1.5倍ほどになる女性は、「災害弱者」と呼ばれる。 しかし、たとえ災害をサバイブしても意外なリスクがつきまとう男性もまた、「災害弱者」になる点は見過ごされがちだからだ。

ジェンダーの押し付けの結果、弱音が吐けずに危険な作業に従事

その理由について、被災地の調査経験が豊富な関西大学社会安全学部教授の山崎栄一氏は、次のように説明する。
中年男の[災害七大リスク]研究

山崎栄一氏

「避難所ではジェンダーの押しつけが強く、男性は男らしく振る舞うよう求められます。心身ともにキツく危険な作業をやらざるをえず、他方、辛いことがあっても弱音を吐いたり、周囲に相談したりすることができません」
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中高年男性に逃げ場ナシ
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