更新日:2017年11月14日 14:40
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オヤジを魅了する温泉コンパニオン遊び。サービスをどっぷり堪能できるコツとは?

― 木村和久の「オヤ充のススメ」その33 ―

 以前、若いお姉ちゃんと泊まりに行く、高級旅館の話(https://nikkan-spa.jp/677513)をしたが、どうも設定に無理があったようだ。現実的にはなかなか、そういう状況にならない。というわけで今回は、ちょっとしたお小遣いさえあれば、満足度100%の温泉遊びを紹介しよう。ずばり温泉コンパニオンとの宴会だ。 温泉コンパニオン よくタブロイド夕刊紙に「美人コンパニンが、2人に1人付き飲み放題14800円」とか、そういう宴会パックが紹介されてますよね。美人コンパニオンは別にパックで申し込まなくても、その旅館で直接予約も可能だ。コンパニオンをつけてと言っておけば、近隣の派遣会社からコンパニオンがやってくる。  コンパニオンの料金相場だが、1時間8000~1万円ぐらい。2時間ワンセットで、あとは延長という、まさにキャバクラとほとんど一緒のシステムだ。今まで鬼怒川や箱根、石和、山中、山代などでコンパニオンを呼んだが、いろいろドラマが生じて実に面白く、奥が深い。  今回は鬼怒川での武勇伝をひとつ。一応某雑誌の取材で行ったんだが、予約時に「若くて可愛いコをつけて」と念を押したら、旅館のチェックインのときに、予約表が見えて、そこにでっかく「若くて可愛いコ所望」って、書いてあった。すげえ恥ずかしい。  モンスター客だと思われたのか。だが実際、コンパニオンとご対面となると、ほんとアイドルになれなかった、当時で言えば、劣化したモー娘。みたいなコがやって来て、見事大当たり。何事も言ってみるもんだわ。  さて、鬼怒川温泉には、宇都宮のからマイクロバスでコンパニオンがたくさん乗り、各温泉へと分かれて営業となる。  部屋にコンパニオンがやって来たのが6時過ぎ。マジ信じられないくらい可愛いではないか。あまりの可愛さに抱きしめようと思ったが、そういうサービスはなさそうなので諦めた。隣に座らせて、酒を注いでもらう。キャバクラでいうと、同伴と場内指名と一泊旅行が一気に押し寄せた感じだろうか。これはたまらん。  あっという間の2時間だが、勝負はこれからだ。彼女らは生活がかかっているので、当然延長をリクエストしてくる。待ってましたとばかりに「王様ゲームやツイスターゲームをやるなら、延長しようかな」と言うや、なんだそんなことでいいの? みたいな顔をして快諾する。じゃ部屋をかたづけて、準備をしようとしたら「下のカラオケ行こう」って、すでにダンドリが決まっているかのような素振りで動きだした。「部屋飲みしようよ~」というや、「それはあとから」と言って、半ば強制的に地下のカラオケボックスに連れて行かれた。すると同じ状況の温泉コンパニオンが、たくさんいたのに驚く。マヌケなおっさん客は、コンパニオンの誘導のもと、カラオケボックスに集められたのだ。  そこで1時間、それはそれで楽しい時間を過ごす。ここまで延長を入れて3時間、そろそろお開きになるが「部屋で飲むなら延長してもいい」というや、今度はすんなりと「いいよ」というではないか。なんだかなあ、大仏さんの掌でもて遊ばれている気がしてならない。  部屋につくや、頼みもしないのにツイスターゲームのビニールシート敷き始める。この積極さはなんだ? つまり、1回カラオケに引っ張って、それから部屋飲みという、予定調和なのだ。でも変な格好しながら、パンチラ見るのも楽しいではないか。さらに王様ゲームとなるが、たった4人しかいないから「王様と1番がチュー」が、何度も出て楽しい。  宴は段々エスカレートして来て「今度は王様と女のコの誰かが、布団で添い寝3分」だぞとか言うや、相手も引きまくる。「それあるなら延長しようかな」って、一応絶体絶命のピンチに追い込んだつもりだ。さあ、火中の栗を拾いに延長すべきか、あるいはいい頃合とみて退散するか?思案中だ。  さらに「もう子供時間は終わりなんだから」と、わけのわからぬことを言って、プレッシャーをかける。諦めてワシと添い寝しろ~、ウヒャウヒャ~と思ってたら、突然部屋にまた別な若いコがやって来た。「なんか賑やかそうだから、寄ってみたの」だ、と。これで場の空気がガラっと変わって明るくなり、コンパニオンペースに。「このコ可愛いでしょ、1時間だけ呼んであげて」と言われ、しぶしぶ承諾。というわけで、われわれの目論見は打ち砕かれたのだ。その後はまんじりともしない夜を過ごしたのであった。
木村和久

木村和久

 後でわかったんだが、当日20人近くのコンパニオンが派遣されて、誰か1人でも延長があると、そのコの仕事の終わるまで、待たなければならないんだと。バスは1便しかない。ワンセットで終わったコンパニオンは、ほかの太い客に紛れ込もうと必死なんだそうだ。  その流れで、1人紛れ込んで来たわけで、いっぱい食わされたんだな。なかなかうまくできてるシステムだね。 ■木村和久(きむらかずひさ)■ トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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