更新日:2022年08月22日 02:54
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タレントが「芸能事務所を辞める」のは、そんなに大変なのか?【現役グラドル経営者・手束真知子】

 ミスマガジン2004、SKE48/SDN48の元メンバーという経歴を持ち、今は現役グラビアアイドルとして活動しながら、グラドルたちが働くカフェの経営者でもある手束真知子。そんな“二足のわらじ”をはく彼女だから語れる「フリーランスアイドル論」とは……?

芸能事務所を「辞めたい/移りたい」アイドルは多い

タレントが「芸能事務所を辞める」のは、そんなに大変なのか?【現役グラドル経営者手束真知子】 今月で31歳になった私は、同時にフリーランスアイドル5年目に突入しました!  私の場合SDN48の全員卒業と同時に当時の事務所を辞めることになり、その後、芸能事務所に入りたいと思いたくさんの事務所に応募・面接をしたのですがことごとくどこにも合格するとこができず、仕方なくフリーランスアイドルを決意したのがきっかけでした。最近でこそ芸能事務所に属さない「フリーランスアイドル(タレント)」という活動方法が浸透してきましたがアイドル(タレント)達がフリーランスを選択する要因の一つに 「芸能事務所は辞めるときが大変」  ということがあるんです。  実際に事務所に所属しているアイドルが「事務所を辞めたい」「事務所を変わりたい」と言っているのは日常茶飯事で、毎日嘆いていても辞められないのが芸能事務所なんですよ。  辞めたところでフリーランスにはなれない(なりたくない)し、次の事務所が見つかるとは限らない。次の事務所を見つけてから辞めようかな……と、自信がないからこそグルグル悩んでしまい、そんな自分にまた自信をなくしてしまうという悪循環に。そして結局辞めないという結論に至る。芸能事務所は入るのも大変だけど辞めるのはもっと大変なんです。

芸能事務所を辞めるっのて、実際に大変なんです

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1292250 タレントが「芸能事務所を辞める」のは、そんなに大変なのか?【現役グラドル経営者手束真知子】 大変大変と言ってきましたが、辞めるのが大変じゃない芸能事務所もあります。  さらっとメール1本で「わかりました~」と終わる事務所もあり、辞めたかったアイドルにとってはラッキーという感じですが、それはそれで冷たいというか愛がないというか…必要じゃなかったんだなぁ思いますよね。  どちらにしても「他でも頑張ってね!応援する!」という芸能事務所は少ないようです。  では、芸能事務所を辞めるにあたってなにが大変なのかといえば…… 「話をちゃんと通すこと」  簡単なようで難しいことなのですが、マネージャーとの相談から社長の合意までが本当に長い道のりなんです。  さらに今決まっている仕事はどうするのかというところまでしっかり話さないといけなくて……。辞めたいと言っているアイドルに対してそこまでの時間と労力を割いてくれる事務所も多くありません。  なかなか話が進まず時間だけが過ぎ最終的には「強行突破に出るしかない!」となってしまうんですよね。  芸能事務所のほうも、わざわざ嫌がらせとしてやっているんじゃないと思うのですが、ちゃんとすべて話を通してから辞めるというのは、たくさんの大人たちの時間と労力が必要になるので本当に大変なんですよ。
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実際にあった大変だった事例
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ミスマガジン2004(原田桜怜名義)、SKE48/SDN48の元メンバー。現在はフリーランスで活動し、秋葉原でお店「発掘!グラドル文化祭」(guradorubunkasai.net)をオープン。店内では水着のグラビアアイドルが♡むぎゅむぎゅ♡してくれるむぎゅパンケーキが名物として発売中。アイドルユニット「グラドル文化祭」のプロデュースもしている。グラビアDVD「待ちこがれて」「mature」。Twitterアカウント「@machi_pie」Instagramアカウント「@machikotezuka

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