座間市の9遺体事件後、目にする機会の多い「サイコパス」という言葉。精神医学の世界ではすでにサイコパスとは呼ばず「反社会性パーソナリティ障害」と呼ぶが、規則や社会のルールを守ろうとせず、他人を傷つけても自分を正当化するといった特徴を持つ障害のことである。 　他者に対して優越感を得たいというのは、サイコパスの傾向のひとつ。暴力などに比べれば実害は少ないが、極端にエリート志向が強い人や、他者からの評価を気にする人には要注意だ。 「同僚のYは『女を好きになったことがない』が口癖で、こちらが聞いてもいないのにセフレの数を自慢してくる。合コンに連れていくと、いつも嘘の職業や学歴を並べ立てて、女のコをお持ち帰りするんです。嘘がバレると連絡を断つので、クレームは周囲に飛び火。 　一度それをたしなめたら、『あいつらバカだからしょうがねえよ。騙されるほうが悪いっしょ』と、まるで反省していませんでした。中堅大学出身でたいしたエリートでもないんですが、自分より学歴の低い同僚を『あそこの大学は使えないヤツらしかいない』と見下すし、職場でかなり疎まれています」（男性・30歳・広告代理店）