「友人の成功を素直に喜べない」のは人としていかがなものか?〈魂が燃えるメモ〉
―[魂が燃えるメモ/佐々木]―
いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第46回
私は「星をたどる」というオンラインサロンを運営しています。メンバーだけが閲覧できるSNSに自分の身の回りで起きたこと、そしてそれについて感じたことを書き綴るのを目的としたサービスです。「それに一体何の意味が?」と思うかもしれませんが、先日こんな投稿がありました。
「思ったことストレートに出しすぎるのも色々と問題が出てきますが、抑え込むのも本当に良くないなあ、と思いました」
彼はこれまで友人の成功に対して、嫉妬の感情を隠そうとして「良かったじゃん」と空返事になっていたそうです。しかし、今回は先に「オレより先に行きやがって、腹立つわ(笑)」とフランクな口調で伝えることで、素直に相手の成功も喜ぶことができました。
感情の動きは複雑です。一つの物事に対して、今回の「嫉妬と祝福」のように、さまざまな感情がないまぜになって湧き起こります。だからこそ嫉妬を抑え込もうとすれば、祝福の気持ちも抑え込まれ空返事になってしまい、嫉妬の気持ちを認めれば、素直に祝福できるようになります。
「人を妬んではいけない」というのは正論かもしれませんが、ではその感情を抑圧すればいいかというとそうではありません。『嫉妬する』のと、『嫉妬する心を認める』のは異なります。後者は自分の感情を抑圧するのではなく、コントロールしています。
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コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中
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