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「法律がなければ俺も殺したい」街中でキレる男たちの言い分

 漫画喫茶と新幹線内で立て続けに起きた無差別殺傷事件により、通り魔犯罪の密室化が危惧されている。そこで、実際に“通り魔未満”街中トラブルメーカーたちの言い分を聞いた。 危険人物

若者のウンチクに激怒! 警察沙汰は2年で5回

 裕福な家で育った帰国子女で、「自分より調子に乗った人間」が気に食わず喧嘩を売ってしまうという柏木勝則さん(仮名・37歳)。ここ2年でパトカーを呼ばれたのは5回にも上る。 「キレるきっかけはわからない。以前飲み屋で『シン・ゴジラ』の話になった際、そこにいたジジイが『あんなもんゴジラじゃない』と言うと、若造がウンチクを垂れだした。それがムカついて『うるせー』と怒鳴ったら口論になり、殴って気づいたら留置場だった」  柏木さんは、湧き上がる怒りをコントロールできないという。 「自分に問題があることは自覚しているので、病院でボーダーライン(境界例)の診断を受けたら項目がほぼ100%当てはまってた。変わることは諦めたね」  そんな彼の今のルールは「絶対に自分から手を出さない。仮に出しても、向こうが先と言い張る。そして、逮捕されそうになったら謝ること。警察は、喧嘩両成敗が基本だからさ(笑)」  我々ができることは、危うきには近寄らずということか。 《トラブルメーカーの言い分》 ・調子こいてるヤツが嫌い。キレるきっかけはわからない。でも、なるべく自分からは殴らない ・会社の飲み会で下半身を……など、他も規格外の柏木さん。「でも仕事はちゃんとしてる」
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「法律がなければ俺も殺したい」と断言
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