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2018年、炎上した「迷言&失言」大賞 2位は「セクハラ罪っていう罪はない」、1位は?

 「そだね~」が年間大賞となった「2018ユーキャン新語・流行語大賞」。だが、ノミネートされた30語を見て「こんな言葉知らない」「この言葉が入らないのはヘンだ」といった違和感を覚えた人も多いだろう。そこで、毎年恒例『SPA!が選ぶ「2018年の裏流行語大賞」』を発表!! 今回は広報コンサルタントの山口明雄氏が選んだ「迷言・失言」編をお送りする。議員の失言が毎日のようにニュースを賑わせ、ネットでは常に何かが炎上している昨今だが……。
桜田義孝五輪相

日本ばかりか海外メディアでも波紋を呼んだ桜田義孝五輪相。パソコンは打てないがスマホは使える 写真/時事通信社

いま“危険な言葉”とは何なのか……?

1位 それで何人死んだんだ

衆院本会議で、野党から在日米軍機事故やトラブルが議題に挙がった際、自民党の松本文明・前内閣府副大臣がヤジを飛ばし、批判殺到。後日、松本氏は「誤解を招いた」と辞任

2位 セクハラ罪っていう罪はない

財務省は福田淳一・前事務次官による女性記者へのセクハラを認定し、処分を発表。しかし後日、麻生大臣は「(セクハラは)殺人とか強わい(強制わいせつ)とは違う」と発言

3位 私は、パソコンを打つことはない

桜田義孝大臣が、「私は部下に指示を出すので、パソコンを打つことはない」と発言。「サイバーセキュリティ担当大臣がその程度の知識で大丈夫か」と世界中で報道された

4位 歴史に生まれた、歴史の男でございます

日本ボクシング連盟の山根明前会長に、助成金不正流用疑惑や元職員へのパワハラ疑惑が浮上。辞任発表直前には、上記発言とともに「自分の判断は自分で決める」と表明し、話題に

5位 家族への説明が面倒で、苦手だった

横浜市大口病院で’16年に起きた点滴連続中毒死事件。看護師の久保木愛弓容疑者は、動機について「遺族へ死亡原因を説明するのが嫌で、自分の担当日外に殺害を実行」と供述

6位 まず電話が来るのかな

日大アメフト部の関西学院大学への危険タックル問題で早期謝罪しなかった理由を、内田正人前監督は「まず電話がくるのかな、その上で謝罪に行くと考えていた」と答えた

7位 常務の勇み足

加計学園の獣医学部問題で、加計孝太郎理事長は学園側が愛媛県に「総理と面談した」と説明したのは「常務の勇み足」と発言。「勇み足ではなく補助金詐欺」とバッシングが
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