デジタル

今さらきけない「Chatwork」の基本とワンランク上のテクニック

~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第34回~

 ビジネスチャットはFacebookメッセンジャーのように、チャット形式でコミュニケーションできるサービスだ。ユーザーがどこにいても手軽に議論に参加できるので、無駄な会議が減らせる。チャットのUIなので、気軽にコミュニケーションでき、社内の情報共有が促進されるうえ、雰囲気もよくなる。お互いが手がけている仕事の内容が見えるようになるので、企業内の風通しもよくなる。やりとりした情報は蓄積され、自由に検索でき、言った言わないといったトラブル防止にもなる。メリットだらけなので、今ではメールを減らして、ビジネスチャットを導入する企業が激増している。  そんなビジネスチャットの1つ「Chatwork」は、2011年3月から提供されており、国内のビジネスチャット専門サービスとしては老舗だ。

「Chatwork」のホームページ。フリープランもあるので気軽にはじめられる

 2018年11月には導入社数が20万社を超えている。最近は、フリーランスでも企業とビジネスする際、「連絡はChatworkでやりましょう」と言われることが多くなっている。会社でのコミュニケーションツールとして、「Chatwork」を使っている人も多いのではないだろうか。

「Chatwork」のメイン画面。筆者はフリーランスなのでパーソナルプランを契約している

 チャットなので、もちろん誰でも迷わず利用できるようになっている。とはいえ、シンプルに用件の文章を入力するだけがすべてではない。いろいろな便利機能を搭載しているので、活用したいところ。まずは、基本のキから押さえてみよう。

アカウント取得の際に必ずすべきこと

 アカウントを取得してログインしたら、「Chatwork ID」を作成しよう。メールアドレスでも利用できるのだが、外部に伝えたり、検索できるようにしておきたいところ。筆者がつながっているコンタクト一覧を見ても、「Chatwork ID」を設定しているのは半分ほどなので、忘れないようにしておこう。  次に、通知音の種類やボリュームを選択。これは好みで決めればいい。最初は「Chatwork」をチェックするのになれていないと思うので、一定時間見逃してしまった未読チャットをメールで通知するように設定しておこう。この間隔も設定できる。

プロフィールの編集画面から「Chatwork ID」を取得しよう

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覚えると便利なタグの使い方
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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