バカラのひと勝負に140万円。20代の僕が味わった臨死体験と呪われた人生
―[負け犬の遠吠え]―
ギャンブル狂で無職。なのに、借金総額は500万円以上。
それでも働きたくない。働かずに得たカネで、借金を全部返したい……。
「マニラのカジノで破滅」したnoteで有名になったTwitter上の有名人「犬」が、夢が終わった後、短かった闘いを振り返り、喫緊の金策のアイディアを綴っていく当連載。
最終回を見届けられるのが先か、借金で破滅するのが先か……すべては犬次第だ。
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日々は一向に変わらず、生活は首をもたげたまま上を向かない。酒を煽っては明日を待ち、明日がくる度に返済の期日が近づいて首を締められていく。働いても間に合わない借金は、まるでサイコスリラー映画「SAW」で徐々に四肢を捻られる拷問のようだ。
東京にパチンコ屋の喧騒が少しずつ戻り始め、街にも人が現れ始めた。緊急事態宣言下の自粛要請のストレスで誰もが誰かに負の感情を向けていた数日前が嘘のように戻っていく。人の社会は前に進むために全部忘れていくんだろう。僕の借金も忘れて欲しかったが、カード会社や管理会社が通常業務に戻るにつれて電話の回数は増えている。支払いを遅らせるのも限界に近い。
月末が近づいて大きな支払いの催促が増えると
「もう今すぐ全部売っ払ってカジノで勝負してしまいたい」
という気持ちになる。日々の1万2万じゃどうにもならない金額が必要だと言われた時はいつもバカラを思い出す。僕を救い、僕を殺したゲームを。
バカラで狂った20代無職
フィリピンのカジノで1万円が700万円になった経験からカジノにドはまり。その後仕事を辞めて、全財産をかけてカジノに乗り込んだが、そこで大負け。全財産を失い借金まみれに。その後は職を転々としつつ、総額500万円にもなる借金を返す日々。Twitter、noteでカジノですべてを失った経験や、日々のギャンブル遊びについて情報を発信している。
Twitter→@slave_of_girls
note→ギャンブル依存症
Youtube→賭博狂の詩
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