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キャバクラで起きたセクハラ事件簿。素人のおばちゃんキャストが客に…

―[キャバ嬢に訊け]―
 お笑いコンビ・霜降り明星のせいや(27)が一般女性とのオンライン飲み会中に下半身を露出したと「文春オンライン」が報じたが、それを見て「キャバクラではセクハラはしょっちゅうですよ」と笑うのは、お馴染みの熟女キャバ嬢達。
キャバクラ

キャバクラで起きたセクハラ事件とは?(イメージ写真、以下同じ)

 そもそも、キャバクラにおけるセクハラの定義とは? キャバクラで起きたセクハラ事件とともに聞いてみた。

黒服からのセクハラは許せない!

 まず、話を聞いたのは都内のラウンジに勤務するミクさん(仮名・34歳)。18歳から水商売をしているミクさん、これまでに数々のセクハラ客を見てきたというが……。 「何を持ってセクハラというのかは微妙なのですが、お客さんの下ネタぐらいならセクハラとは思いませんね。下ネタでもその場が盛り上がっていればいいと思うし、シツコク触ってくる客に比べたら全然。でも、客はまだ流せるけれど、黒服からのセクハラはマジで不快!  昔、働いていたキャバの店長は人が着替えているときに更衣室に平気で入ってくるようなヤツだったんです。なぜか、私は気に入られていて店が暇なときにいつも店長と2人きりでビラ配りに行かされていました。2人きりでビラ配りしているときは毎回、店長と店長の彼女の夜事情を聞かされるという、まさに地獄……。しかも、彼女はお局のオバサンキャスト。生々しい話に毎回、寒気がしましたよ……」  客からの多少のセクハラは対処できるというが、従業員のセクハラに救う手立てはない……と話すミクさん。

素人キャストの逆セクハラも

 しかし、従業員のセクハラは黒服だけとは限らない。大阪の熟女キャバクラに勤務する真梨子さん(仮名・40歳)は、以前勤めていた店で日常茶飯事に起きていたセクハラを語ってくれた。 キャバ嬢 「新しくできたばかりの熟女キャバクラだったんですが、オープニングメンバーが本当にありえなくて。熟女どころか素人のオバチャンで水商売も未経験という人ばかりだったんです。とりあえず、客に触らせておけば場内指名が取れると思っているのか、客にセクハラは当たり前。中には、初対面の客の膝の上にまたがるキャバ嬢も……。お客さんも『ここ、キャバクラだよね?』とドン引き!  でも、このせいで『君は触らせてくれないの?』と他のキャストにセクハラする客まで出てきて。黒服も、触らせて指名が取れるならと容認していたので誰も止めてくれませんでした。そんな店だからマトモなキャストはすぐに辞めていって、しばらくして店は潰れましたね……」  また、真梨子さんの話す店に飲みに行ったことがある……という男性客からはこんな証言も。 「45歳の熟女キャバ嬢に同伴を頼まれたので、神戸にご飯を食べに行ったんです。その後、『夜景が見たい』と言われたので車で夜景スポットへ行って車を停めた瞬間、彼女が急に抱きついて押し倒してきたんですよ! 別にそんなつもりで来たわけでもないし、しかも相手は僕より5歳も年上……。『こんなところで勘弁してください!』と押し問答していると、たまたま見回りのパトカーが来て『そういうことはホテルでやってねー』と注意されました。まさか、この歳で警察に注意されるなんて恥ずかしくて……。警察も若いカップルだと思って注意したら、まさかのオッサンとオバサンだったので、驚き超えて呆れていましたよ……」
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キャバ嬢同士のセクハラって?
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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