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多才な女優・小川紗良がラジオ、ハロプロ、タッチ……次に興味を持つのは?

♯5 小川 紗良さん(後編)

 “今後輝いていくであろう女優やタレント”をピックアップする新連載『focus on!ネクストガール』。  前回に続き、監督業等もこなす多才な女優「小川紗良」さんが登場。彼女には、ボクがプロデュースした『サン・ジェルマン伯爵は知っている』(2019年、テレビ朝日)というバラエティ番組のMCを務めてもらったことがあり、個人的には、その方面での才能を感じていたりもする。今回は、女優・映像作家の話から少し離れ、テレビ朝日等でのバラエティ仕事を含めた、他のジャンルへの彼女の興味の幅などを聞いてみる。 ds_0924_spa-30

MCを1年間務めて「バラエティ力がちょっと進歩」

――映画関連以外のことをお伺いしますね。ベタな質問ですが(笑)。最近ハマっていることはありますか? 小川:ハマっている……かまいたちさん!今「かまいたちチャンネル」を毎日観ていて。元々、お笑いには疎かったんですけど、育つ過程であまりお笑いを見てこなかったので。かまいたちさんも『M-1グランプリ』で見たことがあるくらいだったんですけど、たまたまYouTubeチャンネルのリンクが流れてきて観てみたら……どハマりしてしまって!そこからはネタとかも見返したり、出ている番組もあらためて観たりとか。ちょうどテレビ朝日で新番組(『かまいガチ』)が始まったじゃないですか……(自分の番組で共演したことのある)住田紗里アナウンサーも出ていた回があって(笑)。めっちゃ面白かったです。だから今は、かまいたちさんですかね……ハマっているのは。 ――今まで、お笑いにそこまで触れてきてはいない? 小川:そうですね。芸人さんのラジオはすごく聴いているんですけど。ラジオを聴いていて(芸人さんの)プライベートのことは詳しいわりに、ネタは知らないっていう状況だったのが、YouTubeきっかけでテレビ番組を観るようになって。今までそういうことは、あまりなかったので「新しいな」って。自分の中で、新鮮ですね。 ――いずれは、お笑いにもチャレンジ?(笑) 小川:お笑いにチャレンジするかは分からないですけど(笑)。そういう好きな芸人さんとかと、仕事でご一緒出来たら楽しいだろうなって思います。 ――でもバラエティ力、ありますよね? 小川:ないですよー(笑)。なかったんですけど……本当になかったと思うんですけど。この間、他局で申し訳ないんですけど……。 ――いや、コレは『日刊SPA!』なので(笑) 小川:(笑)。『今夜くらべてみました』(日本テレビ)に出させて頂いた時に、自分の中で急にバラエティ力がちょっと進歩したという感覚があって。それってやっぱり(昨年)1年間、古坂大魔王さんらと『サン・ジェルマン伯爵は知っている』というテレビ朝日の番組をやらせて頂いたのがちょっとずつ積み上がって、少し感覚が掴めたのかもしれないと思って。あまりバラエティをやる機会もないですけど、また挑戦してみても楽しいかもなって思いましたね。 ――『今夜くらべてみました』でも爪痕を残していたと思いましたけど。 小川:ほとんどが、番組にゲストで来てくれたモーニング娘。さんの力ですね(笑) ――その、昨年1年間『サン・ジェルマン伯爵は知っている』というバラエティ番組のMCをやってみてどうでした? 小川:ほとんどバラエティをやったことがなかったので、自分に声をかけて頂いたこともビックリでしたし、本当に右も左もわからない状態でした。いざやってみたら、やっぱり(共演者の)古坂大魔王さんの存在が大きかったですよね。それとテレビ朝日のアナウンサーの方々……“まいまい”(池谷麻依)と“まりっちょ”(並木万里菜)も心強い存在で。古坂さんは、自分でも気づいていなかった自分の面白がられ方を見つけて下さる方で。だから私もすごくチカラを抜いて出来たし、“まいまい”や“まりっちょ”は、スタジオで私がよく分からなくなっている時にも横で落ち着いて進行して下さるので。本当に、女優業では関われない人たちとの出会いがいっぱいあったので、世界が広がったなと思いました。 ――他にも林美桜アナとか、番組内でテレビ朝日の色々なアナウンサーと一緒になったと思うんですけど、印象に残っているアナウンサーはいますか? 小川:みんな濃かったですよ!こんなにテレビ朝日のアナウンサーの方に詳しくなるとは思っていなくて(笑)。そうですね……やっぱり“しもむー”(下村彩里)かな。番組の企画でお化け屋敷へロケに行ったのに、案内役のはずの“しもむー”が、私より驚きまくるっていう(笑)。なんか本当にパワフルな方が多いですよね。まだまだ世間的には眠ってらっしゃるので、早く世間にバレて欲しいです(笑) ――このバラエティ番組をやってみて、今後の色々な活動に活かせそうなところってありました? 小川:あります!自分の見られ方とかが、良い意味でどうでもよくなってくる……変なプライドが、バラエティに出たことでポン!ってなくなったかな。特にモーニング娘。さんが、番組のゲストで来て下さった時に、自分のヲタクな部分……好きなものを語っちゃう、浮き足立っちゃうみたいなところが、モロに出たんですけど。そういう自分も出していいんだな、と。良い意味で開き直れるようになりました。
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好きなことはいくらでも喋れます
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武蔵野美術大学大学院卒。テレビ朝日にて番組等のプロデュースを行なう。ほか、作詞や脚本の執筆、舞台の演出・プロデュースなどを手掛ける。
本連載の企画方針は「♯0」をご覧ください。

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