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お値段以上!1万円台のクリエイティブLEDライトで広がる写真術

光の色も自由自在! 入門にピッタリのビデオライト

ジバラーガジェット

中国は深センに拠点を置くライティングメーカー、GODOXによるLEDビデオライト。手軽で高品質な照明機材を多数手掛けており、プロ写真家にも一目置かれているメーカーだ

●GODOX M1 ミニクリエイティブLEDライト  本格的なライティング機材に憧れつつも、価格や大きさから購入をためらっているアマチュアカメラマンは多いはず。  そこで勧めたいのが、この「M1ミニクリエイティブLEDライト」だ。1万円台の価格にスマートフォンのようなサイズ感。また、これひとつで多種多様なライティングが表現可能という、アマチュアには嬉しい一品となっている。  そもそもビデオライトとはどういうものか。一般的にカメラの照明にはストロボが使用されるが、ストロボと一緒に「定常光」を組み合わせることがある。ビデオライトとはこの定常光を発する照明器具のことで、被写体に対して常に光を当て続けることができる。
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今週のジバラー・ヤマダユウス型

 カメラでの撮影において、定常光には様々なメリットがある。ストロボと異なり、シャッターを切る前の段階で光の当たり具合を確認できる点。また、近年のLEDであれば色温度や調色の変更によって、光の色を調整できる点だ。本製品は、まさにこの後者に特化したものとなっている。

3つのモード

 本製品には3つのモードが備わっている。2500K~8500Kの間で色温度を調整できる「CCT」モード、赤や緑など色付きの光を出せる「HSI」モード、動画を想定して点滅や音声入力など15種類のバリエーション発光が可能な「FX」モードだ。色温度の調整は家庭用シーリングライトでも珍しくない機能になってきたため、ここでは「HSI」モードを深堀りしたい。  モードは本体側面のボタンで変更可能。「HSI」モードでは0~360度の角度に応じ、1段階ずつのグラデーションで色を変えられる。360度が赤、180度がシアンといった具合だ。この光をどう撮影に使うかはアイデア次第だが、基本的なライティングの光を紫や緑に置き換えるだけでもユニークなイメージを作ることができてしまう。
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