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「勉強嫌いだった高校生」がマンガを熟読したら、東大に合格できたワケ

 現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

受験勉強のスタートは「勉強嫌いの克服」

東大 みなさんは、「勉強をする」というと、どんなイメージを持たれるでしょうか?  つらいこと、苦しいこと、めんどうくさいことといったイメージが先行する方も多いかと思います。僕自身も大の勉強嫌いの学生時代を送っており、高校3年生になるまでは、1秒たりとも机に向かってすらいませんでした。  毎日朝から晩まで部活動を行い、帰ってきたらゲームに没頭し、そのままベッドに直行するという生活を繰り返していました。  そのような調子ですから、いざ受験生となったとき、まず僕がやらなければいけなかったのは「勉強嫌いを克服する」ということでした。

マンガと勉強がリンクした瞬間

ワールドトリガー

ワールドトリガー

 しかし、「物は試し」といざ参考書を開いても、まったく頭に入ってきませんでした。むしろ、どんな本を読んでも10分程度でめまいがして、気がついたらベッドで眠っているのですから、どんどん勉強が嫌いになっていきました。 「このままではいけない」と思い、どうにかして勉強のやる気を出そうとしましたが、すべて逆効果でした。  そんなある日、『ワールドトリガー』というマンガを読んでいたときのことでした。  このマンガには「ネイバー」という敵が出てくるのですが、「『ネイバー』とはもしかしたら『近所の人』という意味の英単語である『neighbor』から来ているのではないか?」ということに気づきました。  そうしていろいろな作品を見渡してみると、さまざまなマンガやゲームの言葉には、実は元ネタが存在しているのだということに気づくことができました。
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マンガを「教科書」にする方法
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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