僕の一番好きなマンガの中のひとつである『鬼滅の刃』にも、もちろん「勉強になるポイント」は潜んでいます！ 　たとえば、単行本7巻の「無限列車」に乗り込む直前のシーンで、炭治郎たちは「刀の所持」を警官たちに咎められ、追い回されてしまいます。 　明治時代に出された廃刀令によって刀の所持は禁止とされていましたから、これは当然のことです。 　それでは、このときの警官の格好に注目された方はいらっしゃるでしょうか？　今の警察官の制服とは違ったデザインの服を着ていますよね。 　実は戦前と戦後では警察官の制服はまったく違います。今の僕たちが考える「警察官の制服」のデザインは、どちらかというとスーツに近いものですが、昔は軍服に近いデザインだったわけです。 　また、物語終盤に行われる「柱稽古」という修行の際、レオタードやパンケーキといったものが出てきます。 　僕はてっきり「さすがにこれは創作だろうな」と思っていたのですが、なんと調べてみたところ、この時代の日本にあってもおかしくないものだったのです！