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月10万円・都内近郊に住むならどこがベストか。マンションor戸建ての選び方

コロナ禍で一変した生活と将来設計。不安ばかりが襲うが、今ここにある暮らしのなかで幸せを掴む方法は必ずあるはずだ。年収500万円、4人家族であれば住居費はできるだけ抑えたいところだが……。都内近郊に住むとしたらおすすめはどこなのか? 専門家を取材した。

月10万円で都内近郊に住むそのベストチョイスは?

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写真はイメージです

 「年収500万円の夫と年収200万円の妻。そして子供2人」手取り月39万円で子育て中の4人家族の理想の家計簿を家計再生コンサルタントの横山光昭氏が算出したところ、住居費は月に約10万円。40・50代男性正社員500人アンケート結果でも、住まいに月12万円以上かけているのは14%弱と、10万円前後が現実的な数字だ(下記Q参照)。では、その条件で都内近郊に家族が幸せになる物件を買えるのだろうか? 住宅ジャーナリストの榊淳司氏はこう話す。 「4人家族なら理想は75㎡以上で3LDK。中古だと価格の2~3割の頭金が必要になりますが、新築なら300万円ほどの頭金でも購入可能。定年延長の時流に伴い、40代後半からでも30年ローンを組めるようになってきています」 Q 住居費は月いくらですか? 20万円以上 1.0% 15万~19万9999円 4.0% 12万~14万9999円 8.8% 8万~11万9999円 34.4% 5万~7万9999円 34.2% 5万円未満 9.4% ゼロ(住居費はかからない) 8.2% ※アンケート対象は「年収450万~550万円、世帯年収700万円未満、既婚、子供1~2人の40・50代男性正社員500人」

再開発エリアの新築マンションが狙い目

 頭金300万円で30年ローン、月の支払いは10万円で購入できるのは、およそ3500万円ほどの物件。となると、榊氏は戸建てよりもマンションを推す。 「子供の教育に力を入れたいなら、過去あるいは現在の再開発エリアの新築マンションが狙い目です。購入者のほとんどが大卒会社員なので、教育への意識が高く、公立校のレベルが底上げされやすい。  今なら東大キャンパスがあり文教地区として力を入れている千葉県柏市の『柏の葉』や、名門校・伝統校が多い神奈川県でも有数の文教地区である横浜市栄区の『本郷台』は、教育熱心な家庭にはうってつけ。  また、23区内なら再開発が進み高層マンションが多い北区の『王子神谷』周辺は、資産価値が目減りしづらい穴場です」
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戸建て購入は子育て後という選択も
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