東京都・大規模接種センターでのワクチン接種が「感動の30分」だった理由
大規模接種センターでのワクチン接種は感動的な体験でした!
東京五輪・パラリンピックを前にいよいよ本格化した新型コロナウイルスへのワクチン接種。筆者も自衛隊による東京都の大規模接種センターでワクチン接種の1回目を受けることができました。その体験は日本の底力を感じるような感動的体験でしたので、ぜひご共有したく思います。
筆者が接種を受けたのは6月19日のこと。接種対象年齢が64歳以下の人にも拡大されたことを受け、居住自治体から配布された接種券を手に、大規模接種センターのウェブサイトで予約を取って接種を受けました。
予約サイト立ち上げ時の報道では、間違った番号を入れても予約が取れるなど「ダメサイト」のように書き連ねる記事もありましたが、実際に予約を取る段階では「間違える」ことがあったとしても「それが大問題になる」ことはないと理解できました。
必要となるのは自治体から配布された接種券に記載の「6ケタの市区町村コード」と、個人を識別する「10ケタの接種券番号」と「生年月日」ですが、これらの番号を適当に入力するはずもなく、よしんば間違った番号で予約が通ってしまったとしても、接種会場で接種券と身分証明書を確認されますので、エラーはその場で訂正すればいいだけのこと。
「悪意ある予約者」さえいなければ問題のないシステムです。スピードを第一に作成された簡潔なシステムに対して、「悪意ある予約者」の発生を助長した記事こそが「悪」だったなと、予約をしてみて改めて実感しました。
予約時点では6月27日までの枠は一旦満了となっていましたが、サイトをときどき見ているとポツリポツリとキャンセル枠が発生していました。筆者がトライしたタイミングがたまたまよかったのかもしれませんが、キャンセル枠に予約を入れるのに30分もかかりませんでした。
プレイガイドでの人気公演のチケット争奪戦に比べれば、造作もありません。18日の夕方に翌日19日分のキャンセル枠に予約を入れ、「ひとつの枠も無駄にはしない」という気持ちで接種会場へ向かいます。
東京会場は東京メトロ大手町駅から徒歩3分、竹橋駅から徒歩2分とアクセス良好な立地ですが、大手町の土地勘がなかったので行きは東京駅から出ている無料のシャトルバスを利用しました。
東京駅のさまざまなところにシャトルバス乗り場への案内が表示されており、はとバスの黄色いバスが列を成して接種者を待っています。かつてない苦境にある観光業の人たちが、こういう形で活躍してくれているのを見ると、胸が熱くなるものがあります。乗り込んだバスは座席の50%を埋めたところで出発し、約10分で接種会場に到着しました。
6月19日、大規模接種センターで接種
東京駅から無料シャトルで会場へ
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