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郷ひろみがデビュー50周年に語った仕事の流儀

 1972年のデビュー以来50年、日本歌謡界のトップを彩り続ける郷ひろみ。8月4日には50周年記念ダブルA面シングル「100GO!回の確信犯/狐火」をリリースする。今も変わらぬ躍動感溢れるパフォーマンスの源は何なのか。そして郷ひろみはいかにして郷ひろみとなっていったのか。稀代のエンターテイナーの流儀に迫る。

新曲は納得の仕上がり

郷ひろみ――今回の両A面シングルですが、アップテンポなナンバーとバラードという、実に郷さんらしい2曲の構成ですね。「100GO!回の確信犯」では往年のヒットソングのフレーズが散りばめられ、50年のキャリアがフラッシュバックするように感じます。郷さん自身の手応えはいかがですか? 郷 アップテンポなダンスチューンと、しっとりと歌だけで惹き込んでいくバラード。まったく世界観の異なる2曲ですが、納得の仕上がりになりましたね。「100GO!回の確信犯」では、18歳のSASUKEさんに作詞・作曲からミックスまでお願いしました。イントロから昔の音源を使ったコラージュがあり、一瞬、過去を振り返る。でも、歌に入るとじつはこれからを感じさせる。そんな僕の生き方を投影したような作品になっていると思います。  バラードの方(「狐火」)は96歳のバート・バカラックという有名な音楽家の方のカバーで、なおかつ日本語の詞を書いたのはゲスの極み乙女の川谷絵音さん。バカラックのメロディにこの詞を載せていったというギャップを楽しんでいただけると思うし、ある程度のキャリア、年齢を重ねてきたからこそ歌える、そんな曲になっていると思います。

あえて気鋭の若手クリエイターの方に依頼した理由

――これまで多くの作詞家・作曲家の方々とお仕事をされてきた郷さんが、この節目の楽曲であえて気鋭の若手クリエイターの方に依頼された狙いはどのあたりにあるのでしょうか? 郷 世の中が刻一刻と移り変わっていくように、音楽というものも常に進化し続けています。僕自身、一瞬過去を振り返ることはあるかもしれないけれど、常に前を向いて歩いていきたいと思っています。だからこそ、今を時めく作家陣にお願いしたというのもあります。  今回のプロジェクトが始まった当時、SASUKEさんはまだ17歳でしたからね。これからの音楽界を背負っていく世代ですし、そういう人に委ねたというところが、きっと面白さとして曲にも出ているのではないでしょうか。ある意味僕を感じさせない、でもよく聴いてもらうと、「ああ、確かに郷ひろみの曲だ」と感じてもらえる。そんな作品に仕上がっていると思います。
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「やる」と言った瞬間から迷いはない
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フリーライターとして雑誌、Webメディアに寄稿。サッカー、フットサル、芸能を中心に執筆する傍ら、MC業もこなす。2020年からABEMA Fリーグ中継(フットサル)の実況も務め、毎シーズン50試合以上を担当。2022年からはJ3·SC相模原のスタジアムMCも務めている。自身もフットサルの現役競技者で、東京都フットサルリーグ1部DREAM futsal parkでゴレイロとしてプレー(@yu_fukuda1129

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