「鬼滅の刃・刀鍛冶の里編」アニメ化決定。遊郭編の印象に残った場面をおさらい
―[鬼滅夜話]―
大正時代を舞台に、人と鬼との壮絶なバトルと登場人物が個々に背負う切ないドラマを描いた『鬼滅の刃』。’16年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で始まった原作マンガは、’19年のテレビアニメ放映を機にあらゆる世代から注目を浴びた。
昨年12月から始まったテレビアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』も大反響で、その人気は衰えを知らず。そんななか、分析本として異例の売れ行きをみせるのが、主要キャラ31人のセリフに潜む心情をキャラクターごとに考察した『鬼滅夜話』だ。
短期連載第2回では、ドイツ語圏の伝承や怪異を専門とする著者の植朗子氏と、比較思想、政治史、文化研究などを専門とする研究者の鈴村裕輔氏が、研究者の視点から見た『鬼滅』の魅力とその豊かな作品世界について語り合った。
【ご注意下さい!】この記事には、漫画『鬼滅の刃』のネタバレが含まれます。
「遊郭編」で印象に残っている場面
頑張ってきたことを肯定してくれる存在
1977年和歌山県新宮市生まれ。神戸大学国際文化学研究推進センター協力研究員。大阪市立大学文学部国語・国文学科卒。大阪市立大学大学院文学研究科前期博士課程修了。神戸大学大学院国際文化学研究科後期博士課程修了。博士(学術)。専門は伝承文学、神話学、ドイツ民俗学。著書に『「ドイツ伝説集」のコスモロジー -配列・エレメント・モティーフ-』(鳥影社)、共著に『はじまりが見える世界の神話』(創元社)、『「神話」を近現代に問う』(勉誠出版)など
ニュースサイト「AERAdot.」の人気連載・『鬼滅の刃』のキャラクター分析記事を大幅に加筆した『鬼滅夜話』待望の書。2020年12月から始まった神戸大学研究員の植朗子氏による分析記事は、配信されるたびにSNSで話題となり鬼滅ファンからも認知されているようになった人気連載。SNSでの「単行本で読みたい」という声にお応えし、大幅加筆&キャラクターも追加! 炭治郎や禰豆子、鬼殺隊の「柱」メンバー、鬼たちのセリフや行動の裏にあるものとは!? 全352ページで読み応えもたっぷり。鬼滅ファン必携の書!
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『鬼滅夜話』 キャラクター論で読み解く『鬼滅の刃』 |
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