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夏の寝室に除湿機をオススメする理由。エアコンだけではダメ

 腕時計投資家の斉藤由貴生です。ケチを自称する私ですが、普段極力無駄なものにお金を使わないように心がける一方、有意義なモノには、きちんとお金を使うようにしています。  そんな私が、今回お伝えしたしたいのは、「除湿機」の良さ。ただ、家電量販店を見ても除湿機コーナーは目立たなく、あまり注目度が高いアイテムとはいえません。また、除湿機を買うという場合でも、「衣類の乾燥」といった用途がメインという方も多いみたいです。  しかし私は、除湿機は自室に置け!と声を大にして言いたいと思います。つまり、衣類用として、洗面所等に保管するのではなく、寝室に置くことで良い効果を発揮すると考えるのです。

夏の湿度管理はかくも重要

筆者愛用中のコロナの除湿機。2.5万円程度で購入。外出時に「強」運転にして部屋の除湿を一気に行っている

 不快指数とは、夏の“蒸し暑さ”を示すのに考案された指数ですが、この『蒸し暑い』からわかるように、単に『暑い』だけでは不快ではありません。暑さに、高い湿度が備わるから“不快”となるわけです。  ヨーロッパ等に行った経験がある方なら分かると思いますが、気温が30度を超えていたとしても、湿度が低かったならば、実はそれほど不快な気分にはなりません。ヨーロッパに対して、日本は湿度が高いため、夏の暑さがより不快に感じられてしまうわけです。  ちなみに不快指数のグラフを見ると、気温25度の場合、湿度30%だと「快適」である一方、湿度85%だと「暑い」という表現になります。特に、気温22度から27度ぐらいまでの場合、湿度の影響が大きく、高い湿度によって「暑い」となるわけですから、夏の湿度管理はとても重要だといえます。  ちなみに寒さ方面の場合、湿度に関係なく15度以下で「寒い」と感じるようです。

部屋の湿度は低いほうが快適

 不快指数にかぎらず、夏において部屋の湿度は「低め」としていたほうが何かと快適だと感じます。特に寝室は、ベッドや布団があるため湿度が高くなりやすく、何もしないでおくと湿度70%超えということになってしまいます。  そうした状態で布団の中に入ると、ベタッとする感覚となり、あまり寝心地が良いとはいえません。また、暑くて湿度が高い、という環境はダニが好むため、湿度が高い部屋はダニの温床となっている可能性もあります。
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果てしなきダニとの戦いを経て……
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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