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走行距離18万kmの中古クラウン「4年前の買値より高く売れた」理由

中古車は買値より高く売ることは難しい

クラウンエステート-アスリートV

クラウンエステート-アスリートV

 クルマ好きの腕時計投資家、斉藤由貴生です。私は、2004年に免許を取ってから、これまでに数十台のクルマを買ったり売ったりしてきたのですが、その中で「買った値段よりも高く売れた」という事例は多くありません。  腕時計の場合、相場が動きやすい傾向があるため「買って⇒使って⇒高く売る」という難易度はそれほど高くないのですが、クルマはそんなにうまくいかないのです。  中古車相場は基本的に「安くなる一方」ということが多いため、買った時よりも売るときに高くなったというケースは稀。もちろん、旧車のように本格的に古くなり希少価値が上がると、「高くなる」という事例が多くなるのですが、そうなるまでには数十年という時間が必要です。  ですから腕時計投資家として、モノ投資に慣れている私でも「買った値段よりも高く売れた」というクルマはあまり多くありません。

認定中古車で購入したクラウンが…

 しかし今回、私はこれまでの自分史上、最もすごい成功体験を生み出すことに成功しました。  これまで私が「買った値段よりも高く売れた」というクルマの場合、ヤフオクなどを利用して、個人売買で「高く売る」ということを実現していたのですが、今回は、なんと一般的な買取店に買い取ってもらって、高く売ることを実現できたのです。  さらにそのクルマは、業者オークションなど、通常よりも安価な相場で買ったわけではなく、ディーラーの認定中古車で購入したという代物。一般的には、認定中古車は、中古車の価格として、最も高価な立ち位置となっているわけですから、それを買って買取店に持っていき「高く売れた」というのは、我ながら神業だと思っています。  そして、さらにすごいのは、そのクルマを4年間所有し、4万km以上も乗ったという点。つまり、普段使いしていたわけですが、そうであるにも関わらず、今回「買った値段よりも高く売る」ということを実現してしまったのです。  では、今回私が「買った値段よりも高く売った」のは、どの車種かというと、その答えは、トヨタクラウンエステートであります。
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クラウンとして最後のワゴンタイプ
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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