更新日:2023年03月22日 18:47
カーライフ

年末年始に向けて“最強のオービス”の導入が加速。10km/hオーバーも見逃さない

「移動式オービス」の導入が加速

 年末年始は、交通量の増加や日没が早い時期ということもあり、交通事故が最も多い時期と言われています。また、忘年会や新年会など、呑みに関する集まりも多く行われることから、飲酒運転も多くなる傾向にあるのです。  一年を通して交通違反・交通事故が最も多く起こる時期ということで、必然的に警察も「交通取締りに最も力を入れるシーズン」となります。  12月中旬、読売新聞の取材によると、北海道の一般道に設置された「固定式速度違反自動取締装置」、通称「固定式オービス」(オービスはボーイング社の商標)が11月までにすべて撤去され、速度違反に関しては、「可搬式取締装置」、通称「移動式オービス」を中心とした取締りに移行する事が判明しました。
オービス

全国で導入が増えている「センシス MSSS」

 北海道県警で使われる移動式オービスは、ニュースによるとスウェーデンの計測器メーカーが開発した「Sensys(センシス) MSSS」です。移動式オービスの中では最もコンパクトで、警視庁が主力としている東京航空計器(株)の「LSM-310」などに比べ目立ちにくく、風景に溶け込むスタイルです。

最強の移動式オービス「MSSS」とは

 MSSSは現時点では最強とも言われる移動式オービスであり、性能は折り紙付きです。
オービス

ストロボ部とカメラ部はかなり離れて設置されている

オービス

東京航空計器 LSM-310 分離式だが、ストロボとカメラは上下に設置されている。

 固定式オービスで見られた「取締り予告看板」も、埼玉県警のように必ずオービスの手前に設置しているところもあれば、千葉県警のように告知すら行っていないところもあります。
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設置場所をローテーションで変える「半固定式オービス」とは
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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