夏競馬の難読レース名5選。五頭連峰、渡島特別、飯豊特別の読み方は?
競馬を長くやっていると、地名や地理に詳しくなる……として、今年の2月に「難読レース」について取り上げました。今回はその第2弾として、夏競馬バージョンをお送りします。ちなみに前回取り上げたのは、遠江、鳳雛、燧ヶ岳など5つのレース。興味のある方は是非、前回の記事もご覧ください。
レース名を通じて各地方の温泉地や景勝地、名産を知るのはもはや競馬あるあるとも言えますが、今回はこれから本格的に開催される夏競馬限定でお送りします。というわけで、早速まいりましょう!
まずは「臥牛山」特別です。競馬ファンにはおなじみのレースで、これくらい朝飯前……でしょうか?
正解は、「がぎゅうざん」特別。
臥牛山は函館山の別称で、牛が寝そべっているように見えることからこのように呼ばれるようになったとのことです。牛はわかるとして、「臥」の字はあまり馴染みがないですよね。
臥薪嘗胆(がしんしょうたん)という言葉はよく相撲などで耳にしますが、「臥」は訓読みで「臥す(ふす)」とも読むようです。牛が臥しているから、臥牛山というわけですね。レースは7月16日(日)函館9R、芝1800mで開催される予定です。
続いては、「信夫山」特別です。福島ではお馴染みのレースですね。読めそうで読めない、難読度としては中級くらいかもしれません。
「しのぶやま」と読みます。同じ字面だと元国会議員の岸信夫氏がいますが、こちらの読みは「のぶお」です。なので「のぶおやま」と読んでしまいそうになりますが、しのぶやまが正解。
なお、信夫山特別は20世紀からほぼ絶えず開催されており、2001年以降は一貫して夏の福島芝2600mで施行されている伝統のレース。なので、競馬ファンなら読める方が多いかもしれません。
レースは7月16日(日)福島9R、芝2600m、臥牛山特別の直前に開催される予定。過去5年連続で1番人気馬が連対中です。
山の名前を冠した難読レース
福島お馴染みの「信夫山特別」
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