銭湯価格で味わえる110℃サウナと、キリッ冷え水風呂のととのい空間!【ミスSPA!2022 峰尾こずえ/ベストサウナVol.13】
週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2022」たちによる、連載「ベストサウナ」。第13回は『文化浴泉』をレポートする。
●今回のサウナー・ミスSPA!2022 峰尾こずえちゃん
長野県生まれ。グラビアを中心に活動中。最近ようやく水風呂の良さに目覚めたとのこと……!? 公式X(@kozurin69)
渋谷のおとなり、池尻大橋にある「文化浴泉」は、1928年創業の老舗銭湯。’11年には銭湯設計の匠・今井健太郎一級建築士の手でデザイナーズ銭湯へと生まれ変わり、多くのサウナファンたちの絶大な人気を集めていた。
そんな文化浴泉が、1か月半の工事期間を経て’23年の3月7日に再リニューアルオープンを果たした。主な変更点は、サウナ室の拡充と、ととのいエリアの新設。まずサウナストーブは遠赤外線のガスストーブから、オートロウリュに対応したSAWO製の対流ストーブへと変更、サウナ室に二重扉を設置したことで、定評のあったサウナ室の熱さがさらにパワーアップした。こだわりは最大14人収容と広くなった座面にも。20分おきのオートロウリュの効果を高めるため、奥側と手前側の席で2段目の高さに変化をつけて好みの熱波を楽しめるようになっている。
ちなみに、サウナ室のBGMは前と変わらずジャズだが、これは今井氏の意向だとか。ジャズを流す銭湯サウナが増えているのは、そういう理由があったのかと妙に納得してしまった。
さらに「サウナは水風呂のためにある派です」と語る4代目のこだわりで、水風呂のチラーも増強。ただでさえ冷たかった水風呂だが、夏場や混雑する時間帯もぬるくなることなく、キリッと冷やしてくれるのは魅力的だ。
●Point:リニューアルされたサウナの温度は、100℃超!
そして、リニューアル最大の目玉となるととのいスペースは、倉庫だった場所を開放して、最大14人がゆっくり半外気浴を楽しめる都内屈指の空間に。文化浴泉はお風呂も充実しており、ナノバブル粒子が含まれたNANO湯は締めにぴったり。これだけの設備を“銭湯価格”で利用するのが、申し訳なくなるクオリティだ。
今回のリニューアルテーマは「共存」。新しいサウナ客が増えたものの、ととのい難民が浴槽の縁に腰かけてしまうことで、地元客に不便が起きてしまうことが課題だったのだという。公衆浴場は地域のインフラ。施設側がその役割としっかり向き合い、スペースの拡充という最高の対策をとってくれたのだから、我々サウナーの側も一般のサウナ施設と銭湯サウナの違いを改めて認識して、サ活マナーの向上に努めていきたいものだ。
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
銭湯価格で味わえる110℃サウナと、キリッ冷え水風呂のととのい空間!
ジャジーすぎる銭湯サウナ
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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