アウトドアサウナを都内で満喫!薪サウナ×深層地下水100%水風呂の極上空間【ミスSPA!2022 中村みずき/ベストサウナVol.12】
週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2022」たちによる、連載「ベストサウナ」。第12回は『サバンナアキシマ』をレポートする。
●今回のサウナー・ミスSPA!2022 中村みずきちゃん
’01年、富山県生まれ。モデルとして活動。特技は水泳。公式X(@13mizuki_5)
新宿から中央線で30分。再開発が進む東中神駅前ロータリーそばに、「サ」の文字を掲げた大きな看板がある。ここが’22年9月に誕生した昭島市のサウナ施設「サバンナアキシマ」だ。
迷路のような入り口を抜けると、コンテナハウスがずらりと並ぶ。それぞれトレーニングジムや酸素カプセル、飲食ブースなどになっており、その先にサウナエリアが鎮座している。
都内では珍しい薪ストーブが特徴で、パチパチと燃える音を聞きながら、芯からじっくり体を温めることができるのがうれしい。大きな窓を備えたサウナ室は気密性に優れ、セルフロウリュの熱も効率よく回る。つまりアツアツだ。
●Point:備え付けのデトックスウォーターで、サウナ後の体を潤す!
サウナ室の目の前には、フィンランドから取り寄せた大きな樽型水風呂。この水風呂も「サバンナアキシマ」の大きな目玉。実は、昭島市は都内で唯一、蛇口から深層地下水が出る自治体。1219ある市町村を対象にしたビジネス誌の調査でも「全国水道危険度ランキング」の最下位に位置するほど、安全でおいしい水に恵まれた土地なのである。
水質へのこだわりから、チラー(冷却器)は導入していないが、肌のあたりが優しく、いつまでも入っていたくなる気持ちよさなので、ゆっくりとクールダウンするのが最高。もちろん夏以外のシーズンはキンキンの天然水が楽しめるし、ほぼミネラルウォーターという“飲める”水風呂の贅沢さは、冷たさ以上の価値を感じさせるものがあった。水風呂マニアも極めれば水質を求めるようになると聞くが、その気持ちがわかった気がする。
「サバンナアキシマ」のオーナーを務めるのは、宮大工歴30年の建築家・川口展満氏。これまでも全国の文化財や古民家を再生して、地域の魅力をアピールできる施設をプロデュースしてきたらしく、この施設もその一環として立ち上がっている。だが、昭島市が誇る水の魅力を広めるために、サウナと水風呂でブランディングするというアイデアは慧眼だろう。ぜひ一度、この豊かな日本の水資源の価値を、サウナを通して、体全体で味わってみてはいかがだろうか。また、「サバンナアキシマ」では豊富な種類のジェラートが揃っていることも魅力。サウナ後の火照った体に食べるジェラートはきっと染み渡ることだろう。
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
薪サウナ×深層地下水100%水風呂。宮大工のオーナーが手掛ける極上空間
アウトドアサウナを都内で満喫!
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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