週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2022」たちによる、連載「ベストサウナ」。第10回は『Sauna Lounge Rentola』（サウナラウンジ レントラ）をレポートする。 ●今回のサウナー・ミスSPA!2022 新 唯ちゃん 1997年、栃木県生まれ。グラビアほか、レースクイーンやラウンドガールとしても活躍中。公式X（@arata_yui_） ’23年5月、都市型温浴施設のパイオニア「スパラクーア」が20周年を迎え、大規模リニューアルが行われた。人気の岩盤浴エリア「ヒーリング バーデ」エリアを拡張し、岩盤浴室など3つの部屋を新設。さらに、7階のオープンエリアにフットプールやバーを設けるなど、リゾート感溢れた空間を提供している。だが、サウナーにとって最大の目玉といえるのは、プライベートサウナ「サウナラウンジ レントラ」の開業だろう。フィンランド語で「リラックスする場所」を意味するという。 個室は計6室で、2～4人部屋のプレミアムルーム（90℃）が1室と、1～2人部屋のスタンダードルーム（80℃、90℃、100℃）が5室。各部屋にサウナ室、水風呂、ととのいスペースが完備されており、サウナ室の温度や広さなど、好みに合わせて部屋を選んで予約するシステムになっている。 ●Point：セルフロウリュ用のアロマオイルも選べる！ 特徴は、一室が20～25㎡と個室サウナとは思えない広さ。サウナは成人男性が十分に寝転がれる余裕がある。ストーブはMETOS製で当然セルフロウリュが可能なので、広めのサウナ室でもしっかりと熱が感じられる。なにより、これだけのスペースを独り占めできるのはかなりの贅沢。サウナ用の枕や背もたれが用意されているのもさすがだ。 バスタブタイプの水風呂は17℃。オーバーヘッドシャワーもあるので、好みに合わせてクールダウンできるのも魅力的。日中は窓からの採光も抜群なので、ぽかぽかと気持ちのいいととのいが味わえる。さらに個室外にパウダールームとラウンジがあり、時間外で2時間まで利用可能。アルコールやサ飯も充実しているので、気の合う仲間と談笑するもよし、ちょっとした仕事を片付けるもよしと、使い勝手はかなりいい。スパ ラクーアの豊富な経験が生かされた、まさにスパ ラクーアクオリティの個室サウナといえる。 2024年1月には、吉本興業の新劇場「IMM THEATER」が誕生した東京ドームシティ。エンタメの発信基地としてさらなる盛り上がりを見せているが、そこに「スパ ラクーア」だけでなく「サウナラウンジ レントラ」という選択肢が増えたことは素晴らしい。別施設としての運営だが、スパ ラクーアとのセット利用も可能なので、サウナーにとってもますます魅力的な場所になっていくことだろう。
＜取材・文／森野広明　撮影／三橋直人＞