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競輪がもっと熱くなる!「知っておくと車券購入に役立つ“5つの格言”」

 競輪は、ただ速く走るだけでは勝てないスポーツです。連係する選手との絆の強さ、風の影響を読む力、駆け引きのタイミング……。これらが複雑に絡み合い、毎回異なるドラマが生まれます。  このコラムでは、競輪メディアでライターとして活動してきた筆者が、競輪ファンなら一度は耳にしたことがある有名な競輪格言を5つご紹介します。  一見すると難しそうですが、初心者でも格言を知っていれば、車券であれ応援であれ、より競輪を楽しむことができるはずです。

格言①「先行一車は黙って買え」

競輪

写真はイメージ(以下同)

 格言1つ目は「先行一車は黙って買え」。  競輪は7人か9人で行われ、男子競輪の場合、複数の選手が「ライン」と呼ばれるチームを組んでレースを進めます。その中に先行選手が1人しかいない場合は、その選手を軸に車券を買うのが良い、という格言です。  基本的にラインの先頭を走る選手は「先行選手」、先行選手の後ろにつく選手は「番手選手」と呼びます。レース中の展開も主に先行選手が判断。この先行選手が1人しかいない場合、その選手はレースの流れを支配しやすく、そのまま逃げ切って1着ということも期待できます。  競輪メディアの出走表で「脚質」に「逃」と記されている選手が、まさにその主役候補です。また、「keirin.jp」など、並び予想に「先行一車」と掲載されているメディアもあるので、その文字を見たら、まずは先行選手に注目してみましょう。

格言②「地元3割増し」

 競輪ファンなら誰もが知る格言、それが「地元3割増し」。  地元の競輪場で戦う選手は、実力の3割増しで勝利に近づくという意味です。  家族や友人の応援、地元ファンの期待もあり、地元選手は特別な気合が入ります。気持ち的な面以外でも、普段練習で使っている競輪場なら、特性も熟知しているので、その点も有利になるといえるでしょう。仲間との固い絆と、なじみのホームバンクで、いつも以上の魅せる走りが期待できます。  地元選手に注目して、レース展開を予想してみてはいかがでしょうか。
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「高配当を狙うときのヒント」となる格言
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編集者・ライター。法政大学文学部哲学科卒業後、歴史、金融、教育、競輪など幅広い分野の専門メディアに関わり、大手競輪メディアではニュースやコラムを執筆。現在は、アルコールやギャンブル依存症の回復支援団体で広報も担当。FP2級と宅建士の資格を保有。趣味は油絵とコーヒー。
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