更新日:2017年11月14日 22:23
仕事

50歳で薄毛治療を“実践”してみた!

―[山田ゴメス]―
 以前、ひょんなきっかけから、東京イセアクリニックが新設した「オリジナル毛髪再生プログラム」の体験取材にチャレンジできることになったゴメス記者。  しかし、カウンセリングの段階で、いろんな話をお伺いしているうちに、なんとなく二の足を踏みはじめ……。結局、ゴメス記者が最終的にチョイスしたのは、“サプリメント服用”という初期段階に次いで無難な“第3段階の治療法”であった!  詳細は、前回書いた体験記事「50歳で薄毛治療を体験してみた!」(https://nikkan-spa.jp/255902)を読んでいただきたいのだが、念のためおさらいをしておく。ここで言う“第3段階”とは、ミノキシジルという薬を頭皮に塗る治療法のこと。具体的な商品名を挙げると、日本だと「リアップ」、海外では「ロゲイン」。これらの主成分であるミノキシジルを頭に塗ると、毛を伸ばす作用が働くのである。

第3段階の治療法。ミノキシジルの塗り薬を、ピンポン球くらいの量を手のひらに出して、患部(薄毛部分)へ、ていねいに塗り込む。ちなみに、入浴シャンプー後、頭皮を十分乾かしてから塗布するのがベターらしい

 なぜ、ゴメス記者の決断が、コレに落ち着いたのかといえば、他段階にあった治療法のうち、まず薬を内服するものは、精力減退(可能性としては、4%ほどの人に影響があるという研究結果がある)だとか、発毛以外の副作用を過剰に怖れたから。そして、細胞の成長を促進する“成長因子”にプロペシアやミノキシジルをカクテルした薬剤を注射などで注入するものは、単純に痛そうだったから……。  そんなこんなで、ビビリな性格が持ち味(?)といわれるゴメス記者としては、比較的副作用が少なそうで(あくまでボク個人のイメージにすぎないが)、痛くもない“塗るだけ”の治療を選んだわけだが、約3か月を経た今、鏡を見てみると……。なんか、ちょびっとだけ毛が生えてきたような気がしないでもないのだ!  しかも、ボクはこの“塗り作業”をするさい、一つ自分なりの工夫をも凝らし続けてきた。  塗る前に、ブラシで頭皮がヒリヒリするまでブラッシングをしまくっちゃうのである。そうすれば、“第5段階”の「剣山のように小さな針がいっぱい付いているローラーで、コロコロと頭皮に軽い引っ掻き傷をつけて、そこに薬液を染みさせる治療法」に近い効果を、10分の1以下の費用で得られるのではないか……? ⇒ゴメス記者の頭皮画像はこちら
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=319239
 念のため「東京イセアクリニック」に在籍する、毛髪再生のエキスパート・峯岸祐之先生に、ゴメス記者があみ出した“オレ流治療法”が医学的に間違っていないかどうかを確認してみる。すると? 「お問い合わせの、『ヒリヒリするまでブラッシング、つまり意図的に頭皮に軽い傷をつけるマッサージをしてから薬剤を塗るのは効果的か?』という件についてですが、結論から申しますと、あまり効果的ではないように思われます。  まず使用する薬剤が、メソセラピー(注入する治療法)用の薬品と頭皮外用薬(塗る治療法)とは違います。もともと頭皮外用薬は正常頭皮に塗布する様に設計されているため、細かい傷がある頭皮には刺激が強すぎる可能性があります。  なので、かぶれや感染の可能性が高まるんです。次に、頭皮の細かい傷にも程度の問題があり、素人判断で行った場合、深い傷になってしまい、頭皮自体に大きなダメージを与え、かえって毛根を傷つけてしまう可能性があるからです。完全否定するわけではありませんが、ご自分でなされる過度なブラッシングだと、傷の程度に偶然の要素が強く入ってくるので、おすすめはできませんね」(峯岸先生)  やっぱ、ダメですか……。そりゃそう甘かぁないわな。ということで、「思いきって、もっと上の段階の治療法にもトライしてみよっかな」と、再びうじうじ悩みはじめるゴメス記者であった。 <取材・文・撮影/山田ゴメス> 【峯岸祐之】 東京大学医学部形成外科医局に在籍後、大手の美容外科クリニックの医療植毛部長として活躍。確かな技術で多くの美容外科手術を行うかたわら、植毛治療や毛髪再生医療の分野にも積極的に関わる。2012年より、東京イセアクリニックの理念に共感し、ISEAに参加。温厚な人柄と豊富な知識による、わかりやすいカウンセリングが好評!問い合わせは「東京イセアクリニック」まで。 電:0120-963-866(フリーダイヤル・受付時間は11:00~20:00) HP(http://www.tokyoisea.com/【山田ゴメス】 1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。現在「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ系列)(http://www.ntv.co.jp/99answer/)に“クセ者相談員”として出演。『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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