50歳で薄毛治療を体験してみた!
―[山田ゴメス]―
「東京イセアクリニック」という美容外科・美容皮膚科のクリニックから、ある日突然、朗報が舞い込んだ。なんと、「当クリニックが新設した『オリジナル毛髪再生プログラム(頭髪外来)』の体験取材をしてみませんか?」というのだ。本来ものぐさな性格の僕にとっての、きっかけとしては悪くない。リスクは「最近、頭頂部あたりがヤバくなってきたかも……?」と、ここ数年繰り返してきた、文字通り“不毛”な自問自答を公の場で認知すること、それオンリー。もちろん、そんなの全然オッケェーに決まってる!
以前、「東京イセアクリニック」が行った「都内に在住・勤務する20~30代の日本人男女340人から、アンダーヘアについてのアンケート調査」に、僕は日刊SPA!掲載記事(https://nikkan-spa.jp/121220)で噛みついたことがある。最初、連絡が来たときは、クレームかと思いビクビクした。ところが、先方の第一声は「ありがとうございます。面白かったです」との予想外の賞賛で、さらには、やさしく、薄毛治療体験の提案まで!? なんとも太っ腹なクリニックさんである。
「金銭面、副作用、痛み……、薄毛治療には、いろいろ乗り越えなければならない壁がある」
そんなイメージを抱く御仁は少なくなかろう。当然のことながら、僕だって例外ではなかった。だから正直な話、これまでロクに調べてもこなかった。しかし今回、「東京イセアクリニック」に在籍する毛髪再生のエキスパートである峯岸祐之先生は、そこらへんのことをすべて包み隠さず語ってくれるらしい。さっそく取材の第一弾として、カウンセリングを“体験”しに行ってみた!
――ぶっちゃけた話、僕の現在の薄毛状態は、どのくらいのレベルなんですか?
峯岸先生(以下、先生): 拝見したかぎりでは、すごく本数が減っているという感じではないですね。髪の毛一本一本が弱くなって、地肌がちょっと透けて見える、いわゆる“コシがなくなった”状態ですね。なので、半分予防的な意味も兼ねて、治療をお受けになってもよいかと思います。
―― 一番わかりやすいのは僕、右上のおでこの上にホクロがあるんですけど、これが30代のときは髪で隠れていたんですけど、40代を越えたあたりから、これがムキ出しになってきちゃって……。
先生:おでこの生え際は、年齢とともに確実に後退していくんですよ。おおざっぱな基準としては、30代の方なら眉毛(と生え際)の間が指3本くらいなのが、40代になると指4本くらいになるんです。これよりも生え際がうしろに下がっていれば、いわゆる“若ハゲ”ということになります。なので、そういう方には、やはり早めからの治療をおすすめします。
――僕たち素人は、往々にして「頭髪治療は効果が高いほど金銭面でも高価になる」というイメージがあるんですよ。そしてそれ以上に、髪の毛を殖やすのは女性ホルモンによる力だから、「反動として精力が減退してしまうのではないか?」だとか、「おっぱいが女の子みたいにふんわりしてきちゃうのではないか?」だとか、あるいは「髪の毛を殖やすことによって、ほかの体毛も濃くなってしまうのではないか?」といった不安もあったりするんです。そこらへんの実態は正直なところ、いかがなものなんでしょうか?
先生:なるほど。ちなみに頭髪治療には、いくつかの段階があるんですけど、その段階によっては、たとえば産毛が増えてくるというような副作用が出るものも、なくはありません。
――今は13本しか生えていない僕の胸毛がもじゃもじゃになったり、とか?
先生:いや(笑)。あくまで産毛クラスです。ただ、精力減退に関しては、可能性としては4%くらいの方に影響があるという研究結果が出ています。飲んでいただくお薬の中に、男性ホルモンをブロックするタイプのものがあるんですけど、それは副作用として闘争心や性欲が一時落ちてくる。でも、飲み続けているとそれは回復することが多いですね。
――4%の確率が高いのか低いのか、僕にはよくわからないんですけど……。いずれにせよ、せっかく髪の毛をフサフサにしたのに肝心のチンコが萎え萎えってえのは、ちょっと……。あと、飲んだり塗ったり以上の本格的な施術になると、痛いって噂も聞きますが? ほら、男って女性よりも圧倒的に痛みに弱いじゃないですか。生理も経験してないし。
先生:最後のほうの段階では、お薬を頭皮の中に直接注射する治療もあるのですが、それはちょっと痛いですね。
――「ちょっと」って、どれくらいの?
先生:頭皮を爪でぐっと押さえるくらいの痛さです。飛び上がるほどのものではありません。
――それなら我慢できるかも?
先生:ただし、それが一回だけじゃなく、何回も続くので、そこが人によっては辛いようです。
――何回くらい続くんですか?
先生:一回の治療で40〜50箇所ですね。注射をするのは。なので、麻酔などを組み合わせ、痛みを軽くするようにしております。
――どういう麻酔なんですか? 僕は、歯医者とかでも治療を受けるときはプーさんのぬいぐるみでも抱かせてもらいたいほどの痛がりなんですけど、個人的には、“意識がなくなって、起きたら施術が終わっていた”くらいの強力な全身麻酔をしてもらいたいですね。
先生:一番簡単なのは“塗る麻酔”です。そして、さらに強いのが“嗅ぐ麻酔”。後者はかなり効きが良いので、痛みに弱い方はそれを使うことが多いです。
――嗅ぐ麻酔”は意識が完全になくなるのですか?
先生:いや、なくならないですね。ぼや~んとした感じで。痛みがゼロになるわけではないのですが、“痛みが遠くなる”といったイメージです。
――痛みが遠くなる?
先生:たとえば、正座してしびれた状態の脚をつねってみても、触っているのはわかるけど、尖った痛みはないじゃないですか。そういう感覚です。
――う~ん、やっぱ怖いかも、いろんな意味で……。ど、ど、どーしよう?
先生:とりあえず、頭髪治療には5つ+1つの段階があるので、その説明をお聞きになってから、判断してみてはいかがでしょう?
――お願いします!
⇒【中編】へ続くhttps://nikkan-spa.jp/257776
※記事中の“およその費用”は、あくまで一般的な目安なので、詳細は下記クリニックにお問い合わせください。
<取材・文/山田ゴメス>
【峯岸祐之】
東京大学医学部形成外科医局に在籍後、大手の美容外科クリニックの医療植毛部長として活躍。確かな技術で多くの美容外科手術を行うかたわら、植毛治療や毛髪再生医療の分野にも積極的に関わる。2012年より、東京イセアクリニックの理念に共感し、ISEAに参加。温厚な人柄と豊富な知識による、わかりやすいカウンセリングが好評!東京イセアクリニック 電:0120-963-866(フリーダイヤル・受付時間は11:00~20:00) HP:http://www.tokyoisea.com/)

―[山田ゴメス]―
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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