放映直前!ドラマ『新ナニワ金融道』原作ストーリーを公開
新ナニワ金融道』(1月24日(土)21時~CX系)が放映される。
主演の灰原達之役はSMAPの中居正広。桑田役の小林薫、綿引勝彦、六角精児ら、オリジナルキャストが勢揃い。08年10月に他界した緒形拳さん(『ナニワ金融道』で帝国金融社長役を怪演)も、写真という形でドラマに登場する。また、原作『新ナニワ金融道』から新ヒロインとして登場している雨宮利加子は、帝国金融で誰よりも法律に詳しい役どころとして桜庭ななみが熱演する。
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「ナニ金」ファン待望の新ドラマ。気になるストーリーは、原作『新ナニワ金融道 9』から始まった「若夫婦転落編」をモチーフにしている。放映直前情報として、その中身をちょこっとだけお見せしよう。
原作のプロローグはざっとこんな感じ。
食品卸問屋の営業マン・小塩学は愛する妻と子のため仕事に精を出す日々。しかし、零細企業の悲しさか、薄給のうえ営業経費もろくに出ず、自腹の接待費が積もり小口の借金を繰り返す破目に。そんな折、業務中の不慮の事故がもとで取引先スーパーの店長に怪我を負わせてしまう。請求された慰謝料を支払うため、妻・典子とともにナニワ金融を訪れる……。
ダメ思考のサラリーマン・小塩学役は演技派俳優の小松利昌。ダメ亭主に愛想を突かしながらも自ら金策にかけずり回る、妻の小塩典子役は小池栄子。そして「たっぷり搾り取ったろ、こいつ(小塩)からカネも女も」と舌をなめずり回す悪意の被害者・スーパー「ヤスイデ」店長役を皆川猿時が演じる。
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ドラマプロデューサーの後藤博幸氏は以下のように語る。
「前作から10年、世の中の仕組みや債権回収についての法律は大きく変わり、お金を借りる側のみならず、貸す側も厳しい時代になってきました。エンターテインメント性をもちながら、生きるための知恵になる作品です」
その言葉どおり、過払い金問題、クレジットカードの総量規制など、現代の街金業者が抱える問題も『新ナニワ金融道』では克明に描かれている。シリアスなシーンはありつつも、ド派手衣装の小林薫、名脇役の梶原善(泥沼亀之助役)らが、関西人独特の喜怒哀楽を表現し、笑いありの娯楽作品としての完成度を高めている。
ドラマのオープニングは実写と劇画がコラボしたおなじみのスタイル。ウルフルズの名曲『借金大王』のリズムに乗れば、瞬く間に「ナニ金」の世界に引きずり込まれることうけあいだ。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
『新ナニワ金融道』
原作/青木雄二プロダクション 脚本/君塚良一 音楽/鴨宮諒 主題歌/『借金大王』ウルフルズ 出演/中居正広 蓮佛美沙子 ユースケ・サンタマリア 小林薫 桜庭ななみ 小池栄子 綿引勝彦 六角精児 梶原善ほか 1月24日(土)夜9時~CX系で放送
金融漫画の金字塔『ナニワ金融道』(青木雄二・作)が初めてドラマ化したのが96年。パート1放送から19年、前作パート6(05年1月3日放送)からちょうど10年を経て、いよいよ明日24日、ドラマ『
『新ナニワ金融道9 若夫婦転落編』 ドラマ『新ナニワ金融道』の原作にもなった、赤貧サラリーマン家庭の金策地獄 |
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