有名企業の産業医が「仕事環境」別にうつを分類

「最近うつっぽい」と感じることや、職場や友人が実際にうつ病になってしまうetc. うつとまったく無縁の生活を送っている人はむしろ珍しい昨今。でも、自分が実際にうつ病になるなんてことはさすがにないはず……と侮ってはいけない。SPA!の読者世代であるアラフォーサラリーマンは、実は最もうつになりやすい世代。多くの有名企業の産業医として、サラリーマンのうつ病の症例を見てきた榛原藤夫氏(仮名)に仕事環境別うつの分類を聞いた。

⇒【前回】「サラリーマンの8割はうつ予備軍」はコチラ
http://nikkan-spa.jp/445630


◆仕事環境別うつの分類

【ブラック企業型】
例:外食チェーン業界、小売業界などに多い

ブラック企業薄給なのに実現不可能なノルマを課され、達成できないと恫喝される理不尽がまかり通る。上司の言うことは絶対で、パワハラやセクハラが常態化。過重労働の上、毎晩上司の飲みに付き合わされ、異常に濃密な人間関係を強いられることも。あげく、日々の仕事はスキルアップに繋がらない単純労働。「某外食チェーン社長の『自分は店を2店持った時点で欲望を固定した。溢れた分を社員に。さらに溢れた分を東南アジアへ』という発言が象徴的。薄給でこき使われ、社員の欲望は全然満たされていないのに(笑)。完全に部品扱いなんです」(榛原氏)

【外資企業型】
例:コンサルティング会社、IT系、金融系などに多い

外資企業一部にはバーンアウトを起こすくらいの激務社員が存在する。目標管理システムが徹底しており、年に何度も「あなたは何になりたいの? どうしたいの?」と決断を迫られる。「常に能力の限界以上の目標達成を強要し、言質を取って、達成できなければ『あなたが決めた目標でしょう』と責められる。ほどほどの仕事量でワークライフバランスを重視する人間にとってはかなりしんどい職場ですよね」(榛原氏)。専門性を重視するため、社内での人事異動が極端に少なく、人間関係が固定化されてしまうことによるストレスも大きい

【新進イケイケ企業型】
例:某大手通信会社、某大手アパレル会社など

新進イケイケ企業カリスマ性のあるトップはイケイケの躁状態で、3年以内に東証一部上場だの、世界進出だの大きな夢を掲げる。社員はトップの夢に振り回されてうつ状態に。中間層の社員は目標管理や自分磨きを強要され、下層の社員はノルマに疲弊しているという構図。「中間層の割合が増えると外資企業型になり、下層の割合が増えるとブラック企業型になる。一見外資企業型に見えるが、下層社員の割合が多い“隠れブラック企業型”の企業もあるので要注意。トップにはブラックの自覚がないので、あからさまなブラック企業型よりもタチが悪い(笑)」(榛原氏)

【最後の楽園型】
例:地方公務員、テレビ局や新聞社などの大手マスコミ

最後の楽園働かない社員にも高額の給与を払える余裕があったり、労働組合が強かったりで、現在まで完全な終身雇用制を貫いており、休職制度も社員に優しい場合が多い。「閑職部署で一日中ソリティアをやっているような社員も。『エクセルも使えないのかよ』などと年下社員やアルバイトにもバカにされるが、働かなくてもクビにならないのでスキルを身につけない。周囲に白い目で見られながらの会社生活は、ある意味ぬるい地獄。給料がいいから辞められないというのも、逆に言えば『逃げられない』わけで、結果、追い込まれてうつになる」(榛原氏)

【榛原藤夫氏(仮名)】
社員の健康管理を専門とする産業医として、現在まで10社以上の企業での産業医に従事。うつ病で休職中のサラリーマンの復帰を支援するリワーク制度にも関わっている

イラスト/サダ
― 「8割の会社員がうつ予備軍」の衝撃【3】 ―

橋本マナミ&峰なゆか。セクシー美女の渇きを潤す理想の男とビールとは?

橋本マナミ&峰なゆか。セクシー美女の渇きを潤す理想の男とビールとは?
sponsored
◆別れた男と再会したとき「やっぱり忘れられない……」と言われるとグッとくる(橋本マナミ) 「私は基本的に年上の男性が好きなんです。40代、50代の男性…

連載

ばくち打ち/森巣博
番外編その3:「負け逃げ」の研究(21)
メンズファッションバイヤーMB
「ユニクロU」の絶対に買うべきベスト3を発表【発売前レビュー】
山田ゴメス
「紅音ほたる急逝」から真剣に考える、AV女優はなぜ短命なケースが多いのか?
オヤ充のススメ/木村和久
キャバクラか風俗か――。人生最大の問題に終止符を
フミ斎藤のプロレス講座/斎藤文彦
“レッスルマニア11”の主役はだれだ?――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第185回(1995年編)
英語力ゼロの46歳バツイチおじさんが挑む「世界一周 花嫁探しの旅
「パソコンもカメラも買い直すしかない」――46歳のバツイチおじさんはインドのシリコンバレーを目指した
原田まりる
尾崎豊で意気投合し、タクシー代がタダになった夜
大川弘一の「俺から目線」
もう、アリンコになってしまいたい――連続投資小説「おかねのかみさま」
プロギャンブラー・のぶき「人生の賭け方」
「婚活宣言」したら44歳オヤジのモテ度が100倍になった!プロギャンブラー直伝“婚勝”シリーズ第4弾
フモフモ編集長の今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪
東京五輪でチケットなしでも“絶対生観戦できる鉄板競技”とは?
おじさんメモリアル/鈴木涼美
「顔じゃなくて知性で女を選ぶ」男の無知性
僕が旅に出る理由 in India/小橋賢児
北インド秘境で「宇宙に住んでいる」と実感した——小橋賢児・僕が旅に出る理由【最終回】

投稿受付中

バカはサイレンで泣く 投稿受付中
佐藤優の人生相談 投稿受付中