更新日:2017年03月17日 23:16
エンタメ

F1の現場に帰ってきたホンダの新指揮官「今回は志願してないですよ(笑)」

――来季2チーム目へのパワーユニット供給のお考えは? 長谷川:今のところ何も決まったことはありませんし、決まっていても申し上げられません(笑)。復帰当初から言っているように、ホンダとしてF1業界に貢献していかなければならないという考えは変わってません。ただし、どのチームがいいかというのは明確にはなってません。 ――できれば供給したい? 長谷川:パワーユニットサプライヤーとして、するべきであるというふうに考えているだけで……ゴニョゴニョ(笑)。もちろんメリットもあります。耐久性の確認が進みますし、データも多く取れますから、何か問題が発見される可能性も高くなります。 ――もう1チーム増えれば、ドライバーの選択肢も増えますよね。 長谷川:たとえば日本人ドライバーに乗ってもらうとか。少なくともホンダはそういう責任を負っていると思います。 ――ホンダF1部隊を率いる指揮官として心がけていることは? 長谷川:勝つことに対して、性能を向上されることに対して執着心を持ち、きちんと責任を果たすこと。そのために体制を整えることが最も重要だと思っています。

中国GP決勝レース後

――アロンソ12位、バトン13位とポイント圏内には届きませんでした。 長谷川:今の実力を忠実に反映した結果だと思います。パワーユニットのトラブルでクルマのセットアップの足を引っ張ることもなかったので、今のクルマの実力を引き出しての結果ですから、なおさら残念です。 ――ロシアGPに向けては。 長谷川:パワーユニットの仕様も変わりませんし、苦しいレースが続くと思います。淡々と走って12位フィニッシュじゃイヤですから、地道に工夫を重ねて、なんとかしないといけないと思います。
ジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソ

ジェンソン・バトン(2009年チャンピオン写真左)とフェルナンド・アロンソ(2005年/2006年チャンピオン・)

取材・文/コンコルド足立 写真/米家峰起 Honda McLaren
1
2
3
4
おすすめ記事