各国のサイバー戦力を採点【中国編】
官公庁や企業がウイルスに感染し、情報などが抜き取られるサイバー攻撃が相次いでいる。しかし、サイバー空間での覇権争いはすでに始まっているのだ。
ここでは各国のサイバー戦力をリポートする!
◆中国
攻守ともにバランスがいい
【サイバー依存度】4 【防御力】6 【攻撃力】5 【計】15
人民解放軍総参謀部の第3部(技術偵察部)がサイバースパイ部門を、同第4部(電子戦部)がサイバー攻撃部門を担当。併せて強力なネット軍を擁する。ネット軍は軍正規の信号部隊だけでなく、外部の巨大な民兵部門を持つ。民兵部門には、広く民間のIT企業や研究機関、さらにはハッカー集団も参加。外国へのスパイを日常的に行っているが、その多くにネット軍隷下の民間ハッカーが実行している形跡がある。中国当局は国内インターネット網を厳重に監視しており、国外からのサイバー攻撃に対する検知能力がきわめて高い。いざ有事となれば、国内のネットワークを海外から遮断することも可能。防御力が圧倒的に強いサイバー強国といえる
― サイバー戦争に日本は敗北まっしぐら【9】 ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ