恋愛・結婚

北関東の公立女子高出身者に「不倫が多い理由」

過激恋愛で経験値を積んだと思い込む「飛び級思想」

「母校もそうですが、特に高偏差値の公立女子高卒のコたちは『のし上がってきた』という意識が強いんです。だから自尊心が高い子も多く、仕事と同じように恋愛市場でも自分の価値が高くないと気が済まない。とにかく経験値を稼ごうと、特別感のある不倫をしてしまうんだと思います」(27歳・栃木の公立女子高出身・世田谷区在住) 「休み時間に変わった翻訳書を読むような知的好奇心が強いコが多かったから、不倫もその文脈で消費してるのかもって思う」(27歳・埼玉の公立女子高出身・中央区在住)  恋愛をあまりしてこなかった彼女たちは、手っ取り早く恋愛偏差値を上げる手段として、不倫を始める。つまり、彼女たちにとって不倫はさも恋愛経験を多く積んできた人になれるような「飛び級」的な存在らしい。 「大手人材系企業で働いてる同級生が社内の40代既婚上司と不倫してるって告白されたんですが、どこか自慢げなのがムカつく。こっちから聞かれる前に率先して不倫の話をしてくるし、やっぱり年上はいいよねとか言うし。いやいや、あんた彼氏いたこと1回しかないよね?って心の中でツッコミました」 (26歳・栃木の公立女子高・港区在住) 「女子高時代は宝塚の男役のように、後輩からモテていたコが現在進行形で不倫しています。なぜか同世代の男をバカにしていて『私、女っぽくないから、年の近い男とは友達になっちゃうんだよね~』と自慢気に語ってました。同世代の男と恋愛するより年の離れた大人と付き合ってるほうがエラい、みたいな謎の勘違いがウザかった」(26歳・群馬の公立女子高出身・世田谷区在住)

アブノーマルなセックスをして「私は経験豊富」と自らに言い聞かせる

 また、不倫相手とのセックスの話を、事細かに聞かされたという女性もいる。 「早稲田から大手企業に行ったコが不倫相手がエッチの最中に首絞めてくる人で、ダメだと思うんだけどハマっちゃうんだよね、と嬉しそうに語ってきました。マニアックな世界を語ることで、セックスや恋愛経験の少なさを一気に埋めたいんでしょうね。元彼の数は今更どうにもできないから、経験の濃さで争うみたいな」(26歳・埼玉の公立女子高出身・台東区在住) 「『彼氏(不倫相手)の奥さん、ちょっと論理的な話に弱いんだよね』っていう発言を聞くと、イタイなあってなりますね。自分は頭がいいから選ばれたって思ってるんだろうなと。逆に、本命の彼氏がいるコが不倫しているケースは、聞いててもいやらしさがないというか、自己肯定欲を不倫相手に求めてないかんじがする」(27歳・埼玉の公立女子高出身身・中央区在住)  同窓会の場において、不倫などの特殊な恋愛やアブノーマルなセックスの事情を話すことによって、経験や知識が豊富だと言いたげな彼女たち。その正体は、学生時代の恋愛経験が乏しいゆえ、それを不倫という「飛び級」で内心覆したいと思っているコンプレックス系女子だったようだ。  下心を持つ既婚男性にとっては、公立女子高出身で恋愛経験の乏しい女性が、不倫相手として狙い目かもしれない。<取材・文/日刊SPA!取材班>
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