雑学

北海道民はペヤングとUFOを知らない? 地元民が愛ある自虐ネタを披露

 埼玉県民への、愛のあるイジリが話題を集めた映画『翔んで埼玉』が大ヒットしたのは記憶に新しい。同映画は埼玉県に詳しい人なら誰もが笑ってしまう地元ネタを随所に散りばめていたことで、彼らの心を掴んだともいえる。

 “県民性”という言葉があるが、住む土地によって違うのは人間の思考や性格だけではない。これはそれぞれの土地の文化や歴史などの影響が大きく、現在住んでいる場所、生まれ育った場所では常識なのにほかの県では誰も知らないなんてことも多い。

北海道あるある

クラーク博士像

 今回は“北の大地”北海道の県民ならぬ道民あるあるを紹介したい。

コンビニといえばセコマ?


 北海道にもセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの3大コンビニチェーンの店舗は数多くある。だが、道内最多シェアを誇るのはいずれのチェーンでもない。

セイコーマート

道内にあるセイコーマート

 もっとも店舗数が多いのは、札幌に本社を置くローカルコンビニチェーンの『セイコーマート』。地元では「セコマ」の愛称で親しまれており、運営会社も‘16年には社名を株式会社セコマに変えてしまったほどだ。

 店内には道内限定品やオリジナルブランドの食料品や飲料水を多数揃え、ちょっとしたお土産にも最適。ちなみに筆者オススメは、北海道限定販売カップ焼きそばの『焼きそば弁当』(東洋水産)。セイコーマート以外のコンビニやスーパーでも売られているソウルフードのひとつで、若い世代のなかには全国的に有名なペヤングやUFOを知らない者もいるほど(※実は、道内で販売している店が少ない)。湯切り用のお湯で作る粉末スープの素が付いている優れものだ。

『ハセガワストア』の「やきとり弁当」、実はやきとん


 また、驚く人が多いネタとしては、納豆に醤油だけでなく砂糖も加える点だろう。筆者にとっては当たり前の食文化だったが、ほかの地域じゃ常識ではないと知ったときには本当に驚いたものだ(※東北の一部地域でも納豆に砂糖を入れる)。

 ちなみに納豆に入れる砂糖は少量。甘い味付けにするのが目的ではないが、どの家庭も両親や祖父母がそうやって食べており、子供のころから何の疑いもなく同じように食べていた人がほとんどだ。

 「健康にいいから」「粘り気が出ておいしい」といった理由を挙げる人もいるが、調べたところ、砂糖の糖分には納豆菌を繁殖させる効果があるらしい。だが、砂糖を入れて一晩寝かせるならともかく、食べる直前に加えてもあまり繁殖していない気がするが……。

 それと北海道の食文化で忘れてはならないのがジンギスカン。ビール園などで提供される丸くスライスされた肉を焼いて、食べる直前にタレにつける焼肉スタイル、タレに漬け込んだ厚切り肉を焼く2つのスタイルがあることはあまり知られていない。道外の人で両方食べ比べたことのある人は少ないので、次に訪れる機会があれば食べてないほうをぜひ試してみてほしい。

ハセガワストア

ハセガワストア

ハセガワストア(名物やりとり弁当)

名物のやきとり弁当

 あと、すき焼きもご当地グルメというわけではないが、北海道では牛肉ではなく豚肉を使う家庭が多い。昔から北海道は豚肉の消費量が多いが、豚串をやきとんではなく「やきとり」と呼ぶ文化が根付いており、そのままメニューになっている店も数知れず。例えば、函館に展開するセコマ系列のローカルコンビニ『ハセガワストア』の「やきとり弁当」もそうした店のひとつで、レジ横で焼いて調理する道民なら誰もが知っているB級グルメだ。

次のページ 
鹿と衝突する車が多い

1
2





おすすめ記事