更新日:2017年11月14日 14:02
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オリンピック成功の鍵を握る開会式…東京五輪はどうすべきか【コラム二スト木村和久】

 具体的なプロデュースプランを考えてみたので読んでくだされ。ポイントは日本は、外国からどう見られているかってことです。やはりテクノロジー大国、IT先進国のイメージは拭えない。逆にそのイメージを利用してすばり、「トランスフォーマー」の実物大のパフォーマンスである。映画トランスフォーマーの原型は、日本のおもちゃメーカーですから、念のため。巨大なトレーラーが五輪会場にやって来て、あっというまにロボットになったらぶったまげますよ。あと4年で、それぐらいのモノを作って欲しい。迎え撃つは、日本の誇る最大のモンスター「ゴジラ」にしたいけど、ちょっと怖いから「ピカチュー」かな。これも巨大なやつが動き回るのが最高なんだけど。  テーマは後付でどうにもでもなる。「スポーツとテクノノロジーの共存」とか言ってればいい。江戸時代のからくり人形をスクリーンに映し、弓を射ってもらう。日本は200年前から、カラクリロボット作ってたんだぞ~ってね。  もうひとつの案は、ロボットオリンピックと称して、ソフトバンクやホンダなどの最新鋭ロボットに登場してもらう。等身大のロボットが、走ったり、跳ねたり、するのもまた面白いかも。  あと花火ね。日本が花火の先進国なのに、北京、リオと、お株を奪われてしまっている。日本は消防法の規制がどうのというやついるから、話がまとまらない。消防車と消防団を全部集めて、防火に努めれば、特例として都内で2尺球を上げるぐらいのことをしないと。あるいはコンピューター制御でいろんな絵を描くとか、日本の花火の凄さを是非見せて欲しい。  そうなってくると総合演出を誰にするかが問題だ。宮崎駿、三谷幸喜など名前が挙がっているが、スケール感を出してくれると人となると、ずばり庵野秀明しかいないか。「シン・ゴジラ」も当たっているしね。舞台関係者はスケール小さくなるので、映画関係者がいいと思うんだけど、どうでしょうか。  とにもかくにも、日本って外枠だけ決めて中身を後回しにするんだから、困ったもんだ。そうそう最終聖火ランナーも誰にするか、当たりをつけておかないと。加えて閉会式もどうするか。長野は萩本欽一こと、欽ちゃんだったなあ。悪くはないけど、外国人ウケを考えると志村けんのバカ殿でも良かったか?。どうも閉会式はコメディアンが仕切るイメージがしてしょうがない。だったら、2020年の東京五輪の閉会式こそ、世界のキタノが出て「風雲たけし城」か「サスケ」のパロディをやってもらえればいい。ある意味、別なオリンピックが楽しめるかも知れませんぞ。
木村和久

木村和久

 好きなことを書いたけど、オリンピックの成功のカギを握るのは「開会式が7割」ですから。リオの視察はもういいから、歴代のオリンピックの開会式を研究し、関係者は奮闘努力、頑張ってくださいな。 ■木村和久(きむらかずひさ)■ トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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