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サラリーマン覆面座談会[スマホが引き起こすトラブル]の実態

プライベートスマホで仕事をするのは当たり前!?

 今年7月に発表された総務省の「平成27年通信利用動向調査」によると、スマートフォン(スマホ)を保有している個人の割合(普及率)が、はじめて50%を超えたという。スマホシフトが進み、業務端末が多岐に渡るようになった現代。多かれ少なかれ会社員であれば自分のスマホを使って仕事をした経験はあるはず。

 実際に、日刊SPA!が都内で働くサラリーマン100人を対象に調べた結果によれば、業務用のスマホを支給されているのは26%ほど(図1)で、ほとんどの人はプライベートスマホを仕事でも使っているという結果になった。

 もちろん、プライベートスマホでは「仕事はしない」と答えた人も39%いたが、3人に1人は「プライベートスマホですべて統一している」と回答(図2)。それだけに、“スマホ起因”のビジネストラブルも多々発生している様子だ。

 では、彼らはどんなトラブルを起こしているのかというと、最も多いのは「メールの誤送信」で続いて「大事なデータを削除してしまった」や「ウイルスソフトの侵入」「GPS機能でのトラブル」もなかなか多いようだ(図3)。

「業務で使用するデータを消してしまい、バックアップもしていなかったので、3日間ほど仕事に支障が出た」(38歳・専門商社)

「社内情報を関係会社に誤って送ってしまった」(47歳・旅行会社)

「画面の押し間違えによって個人情報を流出させてしまった」(46歳・住宅メーカー)

 一時期、若年のパート社員による問題あるSNS投稿“バカッター”が問題になったが、それをバカにできないような現状と言えるだろう。そんな「スマホが引き起こすトラブル」の実態を、サラリーマンたちの座談会でさらに見ていこう。


仕事で使っているスマホを酔っ払って紛失してしまった


【座談会参加者】

左前澤田友行氏さん(仮名・30歳・建設資材メーカーの営業マン)、左後:小林明宏さん(仮名・39歳・広告制作会社のプランナー) 、右:田中毅さん(仮名・34歳・IT企業のプログラマー)


小林明宏(以下、小林):昔と比べて便利になったよね。外出先だろうと家だろうとスマホを使えば、すぐに情報共有できるし。

澤田友行(以下、澤田):そうですね。ただ、先日やらかしてしまいました。得意先との接待の後にベロンベロンになってしまい、スマホを紛失……。普段、プライベートのスマホを仕事でも使っていて、パスワードもかけていなかったので、失くしたことに気づいた後は冷や汗が止まりませんでした。

田中毅(以下、田中):危ないねー。

澤田:幸い、翌日に最寄りの駅で見つかって、やり過ごすことができたんです。でももし見つからなかったら、始末書を書くハメになるところでしたよ。

田中:うちはITだから、セキュリティに関してはたぶん他の会社よりも厳しいと思う。他社にメールひとつ送るだけでも、上司をCCに入れないといけないからね。

小林:最近はそういう会社も増えてきたよね。情報漏えいがきっかけでいかに企業のイメージや売上に悪影響が出るか可視化される機会も増えたからかな。

澤田:でもうちみたいな建設資材業界は、まだまだセキュリティ意識は低いですね。今年の話なんですが、ある40代の中堅社員が忙しすぎたせいか、間違ってA社に送るはずの見積書をB社に送ってしまうというミスを犯してしまいました。そしたら、B社から「なんでうちよりA社のほうが安いんだ!」と、A社と同様の価格にまで下げられてしまいました。

小林:見積り価格や原価みたいな機密情報を誤送したら、かなりヤバイよね。

田中:あと最近はWebの「翻訳サイト」も情報漏えいのリスクが高いそうですよ。

小林:というと?

田中:英語や中国語といった外国語を日本語に翻訳してくれるサイトがあるじゃないですか。あれって、実は自分が送った内容がすべて翻訳サイトの運営元に送信されているんです。最悪の場合それがWebで公開されるケースもあるから、そこから情報漏えいする可能性が高いんですよ。だから、うちの会社では翻訳サイトの使用は禁止になりました。

澤田:うわぁ。僕、今日会社で使ったばかりなんですけど……。シャレになりませんね。

いちばんの対策法は「ビジネスチャット」を活用すること


ワークスモバイル

 スマホのビジネス利用が拡大する中で、こうしたトラブルもますます増えていくと予想される。特に、社内・得意先問わず双方のやり取りを行う上で、機密情報の漏えいは由々しき問題だ。しかし、その問題に真っ向から取り組む企業もある。「ビジネス版LINE」として名高いビジネスチャット「Works Mobile」を提供するワークスモバイルジャパンの執行役員、萩原雅裕さんが話す。

「やみくもに禁止したり、無理に縛ろうとしても、仕事に支障が出てしまい、プライベートのスマホ利用は減りません。むしろプライベートのスマホを仕事でも適切に利用できるよう、ビジネスチャットを導入することをお勧めします。そうすれば、情報漏えいのリスクも大きく減りますし、スマホの機能性や利便性を損なう心配もありません」

 いまやスマホなしではビジネスも成り立たない。そのなかで、如何にリスクを管理するかが、ビジネスマンの必須スキルになっていきそうだ。 <取材・文・撮影/日刊SPA!編集部>

Works Mobile

提供:ワークスモバイルジャパン





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