列席者は見た![痛い結婚式]のバカ度 ―引き出物編―

感謝のキモチ―― 【引き出物】 工夫次第で、安くすませられるのは引き出物。列席者の年齢も好みもいろいろで、誰もが喜ぶものというのは難しい。二人からの“キモチ”だし、好みをわかってもらえるものが一番かも  いささか旧聞になるが、郷ひろみと二谷友里恵の場合は「二人の肖像画」。高田延彦と向井亜紀は「鉄アレイ」。客観的には「どうよ、それ!?」と思えるのに、「引き菓子のチロルチョコのパッケージには、新郎新婦のキス写真」(25歳・女・販売)、「新郎新婦の名前が入ったワイングラスが一個」(30歳・男・広告)と、なぜか当事者になると、引き出物にいらん個性を出したくなるのはなぜなのか?   まあ、祝いの品だし、文句をつけるのも大人気ないとわかっていても、「考えに考えましたと言われて渡された引き出物が、真珠1粒のみ」(30歳・男・医療)って、真珠1個だけ貰っても困るだけ。「『加工はこちらへ(加工賃は1万円~)』と業者と連絡先が書かれていたそうだが、それは自分持ちだし。そう中途半端にケチ臭いのも困るが、新郎新婦のセコさがあからさまな「粗品」に人々は辛辣だ。 「祝儀持参で列席した披露宴が、まるで2次会のような安物料理が並ぶ立食パーティー。その引き出物が、プラスチックのキーホルダーひとつ。『温かい結婚式がしたい』と司会も友達に頼んでいたけど、挙式でいくら儲けたんだろう?」(33歳・男・薬剤師)と勘ぐりたくなるのもムリはない。自分が友人の結婚式にかけた支出や労力を計算してしまうのも当然のこと。 「地元の友達に呼ばれ、交通費、御祝儀、着つけ代など総額14万円近くかけて出向き、友人挨拶もしたのに、引き出物がスーパーで売ってる塩煎餅とワンカップ。唖然」(33歳・女・販売)、「介添えと1・2次会の受付をやらされて、引き出物を開けたら、新婦手作りのケーキ一個。パッケージも自分たちでやったみたいで、その袋には長い髪の毛が3本入っていて。ホント、サイテー」(25歳・主婦) 「おめでとう」どころか「サイテー」と言われてしまった二人の前途って……。 ― 列席者は見た![痛い結婚式]のバカ度【7】 ―
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