列席者は見た![痛い結婚式]のバカ度 ―演出&余興編―

涙と笑いの――
【演出&余興】

披露宴は2時間から2時間半。主賓挨拶から、ウエディングケーキ入刀、祝電披露など、マストプログラムもいっぱいだけど、決まりきった披露宴なんてつまらない。サプライズも盛り込んで、二人らしく!!


 人の人生、スポットライトを浴びることなんてそうそうあることではない。そう思えば、披露宴で「新郎新婦がくるくる踊りながら入場」(31歳・男・医療)、「新郎新婦の入場までに“音楽と光のショー”が延々10分!」(31歳・女・主婦)など、TDLのパレードの如く凝ってしまう気持ちも、わからなくはない。ハレの日である。お祭りである。「裸の男衆がたくさん出てきて神輿を担いでいて、その上にドレス姿の新婦が乗っていた」(28歳・男・倉庫管理)なんてことをやってしまうほど、高揚しているのだろう。たぶん。

 一方の列席者はというと……、「シャボン玉を飛ばすのは素敵だけど、加減というものがある。尋常じゃないシャボン玉を飛ばしたせいで、床が滑りやすくなって、危ないのなんのって。女のコはみんなヒールなんだから、少しは考えてほしい」(32歳・女・教員)と指摘するほどにクールなだけに、「ケーキカットの後、突然新郎新婦の親のケーキが登場。両親への感謝をサプライズでという演出で、内緒で準備していたようだが、両親は恥ずかしそうにケーキカット、さらに誓いのキスまでさせられて……見てるほうがツラい」(32歳・♀・講師)と感動の演出も正視できないことが。この温度差が披露宴のビミョー感の元凶なのだろうが、特に不評なのが、流行の“オリジナル挙式”“手作り披露宴”へのこだわりだ。

「司会進行は新郎新婦自ら行い、登場は新婦の『入場しま~す』という掛け声と共に曲もなく入場。音響機器のリースもしなかったようで、マイクもなし。地声で後方の参列者には聞こえないため、ケーキカットなのか、歓談タイムなのかもわからずグダグダの式だった」(31歳・女・主婦)、手抜きと紙一重の手作り式に対する批判はもっとも。一方、やり過ぎ、思い入れ過ぎもまた同様で。

「野球部がきっかけで知り合ったという二人。オリジナルのウェルカムボードには、彼が現役時代に着ていたというユニフォームが飾られてたんだけど……汚らしくって」(27歳・女・金融)と、2人の思い出の品も一蹴される。

「ケーキにブーケ、ウェルカムボード、席次表、メッセージカードを留めるクリップまで新婦の手作りで、正直、怖かった」(25歳・女・商社)、「新郎が新聞社勤務で、披露宴では自分たちの結婚が“大スクープ”だと、新郎自作の“号外”を配布。本物の号外と見間違うほどの出来で、余計に引いた」(36歳・男・出版)なんて話もあって。披露宴だろうが「自分好き」全開は列席者を置き去りにする。

「歌手を目指していたという新婦が、新郎のギター伴奏で歌を披露。上手ではあるが、ウエディングドレスで熱唱ってどうかと思う」(31歳・女・医療)という話に代表される“主役”自身による歌や演奏に対しても非難が集中。
「新郎による三味線3ステージ」(30歳・女・公務員)、「新婦とその友達によるフラダンスが何曲も」(31歳・主婦)となると、もはや披露宴ではなく発表会。また、「新郎による、『世界に一つだけの花』の弾き語り。笑いにできないヘタさだった」(27歳・女・人材派遣)という話も多数寄せられ……陣内&紀香の結婚式の影響だとすれば、げんもかなり悪い。その意味でもご注進したいところではある。

― 列席者は見た![痛い結婚式]のバカ度【4】 ―




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