列席者は見た![痛い結婚式]のバカ度 ―最後の謝辞編―

クライマックス!―― 【最後の謝辞】 二人による、二人のための舞台に、おつきあい下さった列席者みなさまへのお礼は感動的に。披露宴の余韻にのせれば、これまで、心に秘めていたこと、言えなかったことも、口に出せちゃうから不思議  列席者へ、そして今まで育ててくれた親へ感謝の気持ちを述べ、二人で歩む新しい人生の宣誓を行う最後の挨拶――。「3回も式を挙げて、その度にウエディングドレスを着て、『幸せになります』もあったものではない。毎回、祝儀を払う、こっちの身にもなれ!」(32歳)と怒る主婦を責められはしない。が、通常のお式ならば涙と感動のクライマックス!だが……。 「花嫁が両親への手紙を読み上げ、会場全体がいい雰囲気になった後、なぜか最後が、新郎新婦から式場スタッフへサプライズのお礼。列席者全員、ぽか~んとしていた」(34歳・女・SE)なんて、よほど式場に世話になったのだろうが、親より式場に感謝ってどうなの?  また、「宴の最中、『注いでもらった酒は全部飲む。バケツはいらない!』と、無駄に男気を発揮しはじめた新郎。案の定、最後の挨拶ではろれつは回らないし、大泣きするしの大醜態」(28歳・男・SE)をさらけ出したり、「デキちゃった婚の二人。花婿は最後になって、『子供ができたと聞いたときは、正直迷った』とか、『今でもお義父さんの目を見て話せないんです』」(27歳・主婦)と、ぶっちゃけてしまったり。  また、やらかすのは、新郎新婦だけではない。新郎の父親が、「新婦の名前を読み間違えた」(27歳・女・流通)り、新郎の母親が「最後に挨拶で、『マ~クン、○○さん、おめでとう』と、新郎の名前をクンづけで呼んでいた。普段通りなんだろうけど、参加者の多くが彼をマザコン認定」(28歳・女・金融)することになったり、「なぜか兄妹からの挨拶があって、新郎の妹が結婚に猛反対らしく、新婦にもの凄い嫌みを言い、大泣き」(32歳・女・不動産)したり。  人生いろいろ、家族模様もさまざまということだろうが、そんなもの見せられても列席者は困るだけ。フツーに泣かせてくださいよ。 ― 列席者は見た![痛い結婚式]のバカ度【6】 ―
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