ボクたちはみんな「人生に意味はある」と肯定されたかった――新人作家・燃え殻の“エモい文体”が必要とされる理由
―[燃え殻]―
テレビの美術制作の会社に勤める43歳の「ボク」は、20代の頃に付き合っていた「最愛のブス」こと、かおりをFacebook上でたまたま発見。これをきっかけに、まだ何者にもなれずにもがいていた頃の、ほろ苦くも愛おしい彼女との日々や、会社の同期、クラブで出会った女性らとの一期一会を思い出していく――。
そんな私小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』が、新人作家としては異例の売上を記録している著者・燃え殻氏。糸井重里、会田誠、大根仁、二村ヒトシといった錚々たる面々も、彼の書いた物語を賞賛する。読む者の郷愁を駆り立て、古傷をそっと撫でていくその作風はどう生まれたのか、燃え殻氏に話を聞いてみた。
安くてダサいラブホテルで過ごした時間がなにより尊かったあの頃
『ボクたちはみんな大人になれなかった』 せつな痛さに悶絶!web連載中からアクセス殺到の異色ラブストーリー、待望の書籍化。 |
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