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二階堂ふみが漫画『リバーズ・エッジ』との出会いを語る「自分の心を見透かされているような衝撃を受けました」

二階堂ふみ 繰り返されるSEXや暴力を通して、終わらない日常を生きる若者の欲望や違和感を描いてきた漫画家・岡崎京子。そんな彼女の代表作にして青春漫画の金字塔『リバーズ・エッジ』が、時を超えて実写映画化された。主人公の女子高生・若草ハルナを体当たりで演じるのは、若手女優きっての実力派、二階堂ふみ。原作を初めて読んだときから何か感じるものがあったという彼女が、本作への並々ならぬ思い入れを語った。

’90年代“青春漫画の金字塔”に私が魅了された理由


――原作は、’90年代前半を代表する伝説的な漫画ですが、そもそもこの作品との出会いはいつでしたか?

二階堂:ちょうど『ヒミズ』の撮影をしていた16歳の頃に、現場の美術スタッフの方が「これ、たぶん好きだと思うよ」と言って貸してくださったのが初めてでした。読んでみたら、自分の心が見透かされているような、それでいて初めて対峙するような、言葉では説明できない感情を抱いて衝撃を受けました。

――「平坦な戦場で、ぼくらが生き延びること」と表現された当時の若者の閉塞感や焦燥感に、共感できる点があったということですか?

二階堂:共感できる、できないというよりも、私たちの気持ちそのままだと感じました。おそらく、どの時代の若い人たちも同じような気持ちを抱える時期があって、それってすごく普遍的な感覚だと思うんです。言葉で説明されなくても、フィーリングに語りかけてくるというか。

――その普遍的な感情とは、具体的にいうとどんなものですか?

二階堂:10代の頃って、ちょっと生きることをないがしろにしてしまうような感覚が誰にでもあると思うんです。観音崎くん(上杉柊平)やルミ(土居志央梨)のやっているSEXや暴力、クスリなどの描写は、一見過激に見えるけど、実はすごく年相応に未熟で、不安定で傷つきやすいからこその言動なのかなと思います。

いつの時代も「今どきの若者は」といわれる年代があると思うのですが、その頃の一過性の感覚なのかなと。でも、だんだん傷つくことに慣れていったり、自分を守るために鈍感になったりしながら、大人になっていくのかなって。

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なかなか企画が進まない状態だったが…

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