更新日:2017年11月11日 23:32
スポーツ

「秋山、出てこい!」菊田が思わず発したマイクに、小橋も唖然――小橋建太の青春おすそわけ#12・菊田一美vol.2

――小橋さんの試合で、一番好きな試合は? 菊田:いっぱいあるんですけど、小橋さんと三沢(光晴)さんのGHCヘビー級選手権試合。2003年3月1日だったんですけど、僕、3月1日が誕生日なので、勝手に小橋さんからの誕生日プレゼントだと思ったんです(笑)。 小橋建太×菊田一美小橋:そうだよ、プレゼントだよ。 菊田:ありがとうございます(笑)! あとは2004年4月25日、高山(善廣)選手を相手にムーンサルトを久しぶりにやったとき、泣きました。それを見て、仕事を頑張ろうって。 小橋:エラいな、ちゃんと見てる。 菊田:めちゃめちゃ見てます! がんからの復帰戦はチケットがなかなか取れなくて、仕事の休憩時間にネットにずっと張り付いて。一番後ろしか取れなかったんですけど、なんとか入れました。 ――引退試合は? 菊田:行ってないんですよ。それを見たら、僕の中でプロレスが終わっちゃうと思ったんですよね。自分はこれからやりたい人間じゃないですか。小橋さんが終わるの、見たくなかったんです。引退試合の動画も、最後のフィニッシュしか見てないです。 小橋:いまだったら見られるんじゃない? 菊田:いまだったら。ただ当時は、自分の中でヘンな感じがあったんですよね。 小橋:40分もやってるよ。8人の入退場を入れたら、1時間以上(笑)。辛抱強く、見てな。 菊田:はい(笑)! 【PROFILE】 ●菊田一美(きくた・かずみ) 大日本プロレス所属。’86年3月1日、青森県平内町生まれ。5歳から空手の道場に通い、高校ではインターハイに出場。13歳の頃、プロレスにハマり、小橋建太の試合を見てプロレスラーになろうと決意。20歳のとき横浜に移住し、とび職に就く。28歳で大日本プロレスに入門。2015年4月30日、上野公園みずどりのステージ大会にて、河上隆一戦でデビュー。得意技は空手の経験を生かしたキックと、フィッシャーマンズスープレックス。手先が器用で「デスマッチアイテム職人」としても知られている。Twitter:@bjw_kzm ●小橋建太(こばし・けんた) (株)Fortune KK代表取締役。’67年3月27日、京都府福知山市生まれ。’87年6月、全日本プロレスに入団。“プロレス四天王”と呼ばれるレスラーの一人。2000年6月、プロレスリング・ノアに移籍。’03年3月、GHCヘビー級王座獲得。13度の防衛に成功し、“絶対王者”と呼ばれる。’06年6月、腎臓がんが発覚するが、2007年12月、奇跡のプロレス復帰を果たす。’13年5月11日、引退。現在はチャリティーや講演会など、幅広い活動を続けている。Twitter:@FortuneKK0327 構成/尾崎ムギ子 撮影/橋本一美 取材協力/SUNDAY
尾崎ムギ子/ライター、編集者。リクルート、編集プロダクションを経て、フリー。2015年1月、“飯伏幸太vsヨシヒコ戦”の動画をきっかけにプロレスにのめり込む。初代タイガーマスクこと佐山サトルを応援する「佐山女子会(@sayama_joshi)」発起人。Twitter:@ozaki_mugiko
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■「~BIGJAPAN DEATH VEGAS~2017」
http://www.bjw.co.jp/event_detail.php?id=1514
【開催日】2017年12月17日(日)
【開場時間】14時15分
【開始時間】15時00分
【会場】神奈川・横浜文化体育館

■高山善廣選手応援「TAKAYAMANIA」の募金は小橋建太・FortuneKKでも受け付けております。
500円から募金を受け付けております。皆様からお寄せいただいたお気持ちは小橋建太が責任を持って全額高山選手にお渡しいたします。
https://tsuku2.jp/ec/viewDetail.php?itemCd=06950341210790

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